宝酒造(株)は、千葉県松戸市の松戸工場敷地内に「東日本ロジスティクスセンター」(3階建て、鉄骨・準耐火構造)の施設を完成、10月下旬より、本格稼動する。
また、当センターは、倉庫業免許を取得し、酒類・飲料メーカーの「共同輸・配送基地」としての機能を担うことを目指していく。倉庫の運営については同社が、また、輸・配送については同社の子会社であるタカラ物流システム(株)が行い、共同でセンターを運営する。
「東日本ロジスティクスセンター」の特徴
自動倉庫棟を含む最新のマテハン機器を備え、層別ピッキング装置などによる自動化が図られている。
自動化装置の中でも、「無人有軌道台車」「ロボットピッキング装置」「無線フォークLANシステム」「トラック誘導システム」などについては、最新の性能のものを導入。
同センターについて「倉庫業」の許可を受け、同センターを、関東圏における物流事業の拠点と位置づけ、同社製品のみならず、酒類・飲料メーカーの「共同輸・配送基地」としても機能させる。
同社では、本格稼動と同時に営業活動も開始、共同輸・配送への参加を業界内に広く呼びかけていく。既に、灘の清酒メーカーである沢の鶴(株)との間では、来年2月より共同配送を行うことに合意しており、また、他に数社から引き合いを受けている。
同社では、長期的に各種の物流効率化を進めてきており、当センターの完成により、宝酒造の物流戦略が大きく前進する。
<東日本ロジスティクスセンターの概要>
所在地:千葉県松戸市新作字高田26-1
総工費:約28億円
敷地面積:17,784㎡
自動倉庫棟建築面積:2,845㎡ (最大収容能力15,800パレット)
平置倉庫棟建築面積:6,403㎡
平置倉庫棟延床面積:12,254㎡(最大収容能力7,200パレット)
<タカラ物流システム株式会社の概要>
所在地:京都府宇治市槙島町目川173
資本金:5,000万円
設立年月日:平成12年4月1日
社長:大谷 將夫
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宝酒造/東日本ロジスティクスセンターの本格稼動
2001年10月21日/未分類
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