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三井倉庫/首都圏で、物流センター等300億円投資

2007年01月15日/物流施設

三井倉庫(株)は、オリックス・リアルエステート(株)が開発する三郷物流センター(仮称)の取得で合意するとともに新規物流用地として、都有地(東京都江東区辰巳、3,255坪)を落札し、売買契約予定者となった。さらに深川地区倉庫の再開発によるMSC深川ビル2号館(仮称)の建設を決定した。

同社では、先般策定した中期経営計画「中計2007」に基づき、既存事業の質的転換と資本効率の向上による収益とキャッシュリターンの最大化を目指しており、首都圏エリアにおける既存施設の再開発と新規物流拠点の確保による業務基盤の強化を目的として、倉庫再開発、物流センター新設等を行い、新規投資は300億円程度を予定している。

三郷物流センターは、東京外環自動車道三郷西インターチェンジに近く、東北道、常磐道を始めとする高速交通ネットワークの利用により、首都圏全体への配送拠点として絶好の立地。

施設は、上り下り別のスロープ・ランプウェイを設け、海上コンテナおよび配送トラックが上層階のバースにスムーズにアクセスできる利便性の高い物流センター。

また、高度な物流情報システムの導入により作業の効率化が実現され、利用については、新規物流拠点として運営する他、フロアーの一部について賃貸を行う。
施設概要
所在地:埼玉県草加市青柳
敷地面積:約28,760㎡(約8,700坪)
構造:鉄骨造4階建(ランプウェイ式)(予定)
延床面積:約71,650㎡(約21,674坪)(予定)
仕様・設備:トラックバース数218(予定)
着工:平成19年5月(予定)
完成:平成20年4月(予定)

辰巳土地は、深川地域再開発に伴い、その代替として公募に応札しこのほど落札したもので、首都高速湾岸線新木場インターチェンジに近く主要幹線道路へのアクセスもよいことから、物流倉庫としての高い立地優位性がある。

東京都との売買契約後、詳細な施設計画を決定していくが、物流センターとしても利用可能な複合機能施設建設に向けて準備を進めていく。
土地概要
所在地:東京都江東区辰巳
敷地面積:約10,760㎡(約3,255坪)
土地購入契約:平成19年2月(予定)

深川地区倉庫の再開発は、老朽化している平屋建倉庫を解体のうえ6階建のビルを建設・賃貸するもので、平成18年7月に完成した隣接のMSC深川ビルに続く深川地区再開発の第2弾。

ビルは、施設構造面・管理面ともセキュリティに十分配慮し、情報関連を始めとする企業が多目的に利用可能な複合ビルとして建設する。
施設概要
所在地:東京都江東区佐賀
敷地面積:約7,384㎡(約2,239坪)
構造:SRC造6階建・免震構造(予定)
延床面積:約23,000㎡(約6,960坪)(予定)
着工:平成19年8月(予定)
完成:平成20年10月(予定)

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