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光英システム/統合輸配送管理システム開発、販売開始、NTTMEと共同開発

2001年11月14日/未分類

光英システム(株)は(株)エヌ・ティ・ティ エムイーとの共同開発による、配送計画と車両動態管理を組み合わせた新しいリアルタイムな「統合輸配送管理システム」を開発、販売を開始した。
第1号ユーザーは、イオングループのミニストップ(株)で、平成13年3月より導入を開始。同社の千葉配送センターへの試行導入結果が、ミニストップの物流業務の品質向上(温度管理)を図り、大幅な効率化を実現。
結果が良好なことから、同年10月より順次導入を拡大し、平成14年2月までに、全国16ヵ所の全配送センターと全配送車両約230台に導入して、同システムを本格運用開始する。
「統合輸配送管理システム」は、運転者の操作が全く不要で、車両運行管理から、運転日報の自動作成や安全運転管理、冷凍庫温管理までを可能としている。
同システムでは、配送車に装着した車載端末機に各種センサー、GPSアンテナ、庫内温度センサーのデータを収集し、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモのパケット通信網「DoPa」経由で、NTT-MEのデータセンタのサーバで処理し、配送拠点から、NTT-MEのASPサービス「XePhion(ゼフィオン)」を利用して、車両位置や配送車の状況(運転状況、庫内温度等)をリアルタイムに把握可能としている。
車載端末機は、光英システムが独自に開発したもので、モバイルアーク(DoPa端末)用、各種センサー用等の3つのRS232Cポートを持つ。また、各種センサー等用端子が12チャンネルあるため、ほとんどの物流関係のアプリケーションをサポート可能となっている。
類似の機能を持つ車載装置の市販品が、26万円~35万円程度の価格帯であるのに対して、10万円程度の低価格で高機能の車載装置となっている。
光英システムでは、長年開発を進めてきた配車計画システムと統合輸配送管理システムとの連動により、配車計画内容を自動的に検証するとともに、配送面での非効率部分をより明確にできる。
このため、車両効率のより具体的な向上を狙いに、配車計画システム導入企業へ、積極的な販売を展開するとともに、新規導入企業への輸配送全体のSCM実現の具体的システム構築として提案していく。
NTT-MEと光英システムは、今後、同システムを、統合輸配送管理ASPサービス「XePhion Tracking(ゼフィオン・トラッキング)」として、同様のニーズを持つ企業向けに、業種・業態を問わず提供していく。
【統合輸配送管理システムのメリット】
・配送計画と実績の差を把握することにより、実態に即した効率的な配送が可能となり、走行距離の短縮や届け先の効率的な人員配置が可能。
・運行管理、庫温管理、および日報自動作成が可能となり、ドライバーの負担軽減が図れ、ドライバーは安全運転に集中できる。
・運行の異常状況の緊急報告(到着時間、温度、運転状況)をリアルタイム化することにより、今まで以上の迅速な対処が可能。
これにより、導入側では、今まで以上に高品質で安全な商品を提供することが可能となる。
   
【サービス料金】
全てレンタルの場合、車1台あたりの月額使用料は、車載装置レンタル料、通信料込みで月々1万円程度。顧客の管理パソコン1台あたりの月額使用料は、アプリケーションソフト、通信料込で、月々15万円~40万円程度程度(アプリケーションのカスタマイズの内容による)。
(利用料金例)車を20台保有する運送会社が、会社の事務所で管理する場合、全てレンタルで、月々35万円からの費用負担。その場合、車載装置の取付費用や管理センタのパソコンインストール費用は、初期費用として、別途実費を負担。
   
【開発各社の役割】
・ 光英システム
オリジナル車載GPS装置の提供、運行管理ソフトの開発、クライアントPCのアプリケーションソフトの提供、ASPサービスの営業。
・ NTT-ME
データセンタでのサーバホスティング、次世代IPネットワーク「XePhion」の提供、ネットワーク監視、全国の車載装置の保守、通信制御ソフトの開発、ASPサービスの営業。

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