LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

イーエックスイーテクノロジーズ/サプライネットワーク上の可視性とスピードを高める「EXceed Collaborate」を新発売

2001年11月14日/未分類

イーエックスイーテクノロジーズ(株)は、調達から販売までのモノと情報の流れ(サプライチェーン)全体を自動管理するソフトウエアの新製品「EXceed Collaborate」を11月12日より本格的に日本市場に投入した。
製造業者だけでなく、部品や資材の供給業者から卸売業者、小売業者のほか消費者も含め、サプライチェーン上のすべての関係者がインターネットを利用して、リアルタイムにモノと情報の流れが把握できる「可視性」が特徴のソフト。このため企業間による商品計画や各種管理などの協業(コラボレーション)が促進され、サプライチェーン全体の最も効率的な運営が実現できる。
従来のEXceed Fulfillは受発注システムと連携して、調達から生産、製品の保管、配送といったモノの動きを管理するソフト。これに対し、新たに投入するCollaborateはサプライチェーン全体のモノの流れをどこからでもリアルタイムに見ることができる。
この可視性とともに、モノの追跡や手配、分析、警告などの機能を有し、スピード経営に求められる迅速な意思決定を支援する。
たとえば、消費期限近傍の商品がサプライチェーン内にあれば、警告を発し、この警告に基づいて、その商品の販売促進を狙うとか、ある店舗で欠品が生じそうなときにはサプライチェーン内の別の店舗や配送センターなどのうち、どこから転送するのが最適かを分析して提示するといった機能が得られる。
サプライチェーン内の関係者すべてに可視性があるため、こうのような商品の移動にとどまらず、商品計画や開発までも協業可能になる。 
 
同社の津村謙一社長は「景気低迷が長期化し、経営環境の変化に俊敏に適応しなければならない日本企業で、再生のキーポイントとしてEXceedシリーズのような経営合理化ツールを利用したロジスティクスのインフラ整備のニーズが高まり情報投資も積極的になる」とみて、FulfillとCollaborateの相乗効果で日本の製造業、小売業、ロジスティクスなどの分野の需要開拓を本格化する。
具体的には、これまで国内では日本IBMや日本ユニシス、沖電気工業などのパートナーに加え、国内の大手コンサルティングファームとの協業を積極的に推進・拡大する。また社内的にはコンサルティング、品質管理、教育などの機能を強化し、パートナーをサポートする。
こうした戦略を通じてロジスティクスを中心に質の高いコンサルテーションも提供できる真のサプライチェーン・エクセキューションのソリューション・ベンダーとしての積極的な営業展開を図る。
新製品概要
商品名:Exceed Collaborate(サプライチェーン管理系製品群)
製品機能
EXceed Visibility
サプライネットワーク伝票類およびイベントに対するグローバルな可視性を提供することにより、注文および在庫管理を効率化するデータ・リポジトリ製品。
EXceed Analyzer
意思決定支援ソフトで、指標やKPI(キー・パフォーマンス・インディケータ)という形で現在のデータ及び傾向や履歴を表示する分析・表示ツールセット。
EXceed Alert
サプライチェーンにおけるイベントの監視、イベントに対する対応策、期待値の設定、在庫状況のトリガー、潜在的な問題に対して管理者への通知を行い、顧客サービスを向上する。
EXceed User Interface
情報分析、BPMワークフローの実施、実行系トランザクションで統一されたユーザーインターフェイスが操作性を高めます。
EXceed Business Process Manager
注文フローを管理し、キャパシティ及びソースの制約に対応し、問題や課題を解決し、サプライネットワーク内商品の他のフローを管理する。
EXceed Supplier Portal
在庫状況の監視、在庫補充注文の作成、発注書の作成および管理、事前出荷通知の準備、クロスドッグまたはトランスシップの準備を行うことができる。
EXceed Customer Portal
物流アウトソーシングや顧客による在庫管理を行っている企業、B2B及びトレーディング・エクスチェンジ等顧客からサプライヤ側の詳細な情報にアクセスできる。
EXceed Connect
SAP、オラクル、BaanのようなERPパッケージとEXceedとのインターフェースをとるための統合ツールセット
<販売見込>
初年度12億円を見込む

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース