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王子製紙/グループ段ボール原紙メーカー統合

2001年12月05日/未分類

王子製紙(株)及び王子製紙グループの段ボール原紙メーカーである高崎三興(株)、中央板紙(株)、北陽製紙(株)、中央板紙の資産保有会社であるオーアイアール(株)及び段ボール原紙共同販売会社である王子板紙(株)の6 社は、王子製紙グループの段ボール原紙事業に関して、生販一体化を図るための具体的な統合形態について合意した。
2002 年10 月の統合日において、王子製紙の100%子会社である王子板紙とその傘下の段ボール原紙生産子会社群からなる王子板紙グループに、王子製紙グループの全段ボール原紙事業を統合し、コスト削減と最適な経営資源の再配分をスピーディーに実施することにより、競争力の強化を図っていく。
段ボール原紙事業の統合の趣旨
日本経済の成熟化により国内紙消費量が飽和に近づきつつある一方で、紙パルプ業界の国際競争は益々激化している。王子製紙グループは、この厳しい競争に勝ち抜くため、世界のコスト競争力強化が不可欠であると考え、国内コスト削減における最重要課題として、段ボール原紙事業のコスト削減が急務となり、王子製紙、高崎三興、中央板紙及び北陽製紙の4 社で段ボール原紙の共同販売会社である王子板紙を設立し、2001 年7 月よりグループの段ボール原紙販売体制を一元化して営業を開始した。
同時に、市場の需要変化に迅速に対応した生産管理を一層進め更なるコスト削減を図るための段ボール原紙事業の生販一体化について検討を重ねてきた。今回、グループ各社に重複する管理機能を統合し、様々な地域に散在する現有設備の効率的な運用と需要地と輸送コストから見た生産設備の再配分を行ない、生産体制の再構築を図ることが生販一体化における最適な統合形態であるとの結論に至り、段ボール原紙の販売を一元的に担う王子板紙がグループの段ボール原紙製造部門を地域別に再編した生産子会社を統括する形で生販一体化を図ることに合意した。
統合後、王子製紙グループの段ボール原紙事業についての全責任を有する王子板紙の下で、王子製紙グループとしての一括原料資材調達メリットと生産技術の更なる共有化メリットを生かしつつ、スピーディーなマーケット対応と生産体制の再構築を行ない、地域別生産子会社の地域特性にあった生産体制構築と地域会社間の競争によるコスト削減を図っていく。

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