ラオックス／新物流システムの構築、東芝物流と提携

ラオックス（株）は、業務効率改善策の一環として、物流システムを刷新し、高効率のロジスティクス体制を確立するため12 月10 日、東芝物流（株）と新ロジスティクス体制の構築運営に関する業務委託契約を締結する。
提携内容面の概要
１ ．物流業務改善の主旨
複数のベンダーからラオックス各店（首都圏７０ 店舗）に個別に納入していた方式を止め、全ベンダーからの納品先を、ラオックス・ロジスティクスセンター（仮称）にいったん集約した上で各店舗に配送する方式を採用する。
メリット
1.各店舗は、納品受付作業が1 回で済み、検品も不要になることにより荷受作業が大幅に軽減され、販売に従事する時間が増える。結果的にはユーザーへのサービス力が向上する。
2.ベンダーはラオックス・ロジスティクスセンターへ一括納品することにより、物流コストの低減が可能になる。
２ ．新物流体制の波及効果
1.従来の物流部門の人材を販売部門などへ再配置することによる有効活用。
2.各テクノセンター（首都圏11 箇所）が担当していた修理業務を、各店舗が受付け、ロジスティクスセンターの修理部門に集約させることによる、修理品預かり期間の短縮、及び旧テクノセンター要員の有効的な再配置。
3.従来の物流センターの外部賃貸による収入増。
３ ．開始時期
新システムは、当社と東芝物流株式会社の関係部門による共同プロジェクトチームが、2002 年度上期の早い時期に開始すべく詳細案を企画中。