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トヨタ/自動車の盗難対策エンジンイモビライザーを充実

2001年12月13日/未分類

トヨタ自動車(株)は、増加する自動車盗難に対応するため、エンジンイモビライザーシステムの設定を拡大し、ミニバン、SUVを含む乗用車系ほぼ全ての車種に、2005年までに設定(標準装備またはオプション)する。
エンジンイモビライザーシステムは、エンジンキーに埋め込まれた特殊な電子回路から発信される電子暗号が車両本体内の電子制御装置によって正しいと認識されない限り、エンジンが始動しないというシステムで、キーの複製や電気配線直結による自走の盗難を防止する効果がある。
同社はこれまでも、盗難を防ぐ車両側の対策として「ドア鍵穴からのエンジンキーの複製防止」や「キーシリンダーの破壊を防止する強度向上」、「キーを使わずドアを開けると警告音が鳴るオートアラームの採用」など、さまざまな対策を講じてきたが、エンジンイモビライザーシステムは、これまでそのシステムが破られ盗難された事例はなく、現在もっとも有効な手段のひとつと考えており、’97年9月にセルシオへ採用以来、設定拡大を進め、現在22車種に設定している。
今後は、従来設定のなかった車種へのオプション設定を拡大するとともに、すでにオプション設定している車種については標準装備への切替えを進めることにより、自動車盗難の抑止に大きな効果を期待している。
国内での自動車盗難は ‘89年から’98年の10年間は、35 000台前後/年で推移していたが、’99年から増加に転じ、’99年は43 092台、’00年は56 205台と3年間で約1.6倍にまで増加している(警察庁調べ)。
被害の内訳を見ると、鍵付きでの盗難が横ばいである一方、施錠していたにもかかわらず、被害にあったものが全体の約6割にまで増加しており、窃盗団などの組織的犯行がその理由と推測されている。

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