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川鉄情報システム/配送計画システム「配送佐助」の販売開始

2002年02月07日/未分類

川 鉄情報システム(株)は、川崎製鉄(株)グループの鋼材配送システムや部品メーカの集荷対応システム等の開発事例を元に、自社開発の自動立案エンジンを備えた、高性能かつ多機能な対話型の配送計画システム「配送佐助」の販売を開始した。
1 .従来の問題点と商品コンセプト
従来、配車計画は経験者でなければ策定が難しく、近隣地域で1 車を構成したり、納入時間指定を守るために積載率を下げた配車組をやらざるを得ず、積載率や車両の稼動時間に多く無駄が発生してした。
そこで、これらを解消し配送計画担当者を強力に支援する「配送佐助」を開発した。
「配送佐助」は汎用的な配送計画モデル、高性能な自動立案エンジン、優れたユーザーインタフェ
ースが一体化されているので、配送計画担当者とコンピュータの能力が最大限に引き出され、日々変化する配送オーダーを即時に反映した計画を何度も手軽にシミュレーションすることができる。
2 .機能と動作環境
納入時間の指定や車種の指定、帰り便対応等、様々な顧客ニーズに対応できるように各種の制約条件を標準化しており、特にユーザーインタフェースはUndo/Redo 機能を備えるなど高度なGUI 機能を用意し、使いやすいシステムとなっている。また、本商品はスタンダードなパソコン上でスムーズに動作する。(OS はWindowsNT4.0 またはWindows2000Professional に対応)
3 .導入メリット
・ 配送コストの削減(積載率の向上、走行距離の短縮、車両台数の削減)
・ 計画策定時間の短縮(担当者の労働時間の短縮、再計画時間の短縮)
・ 顧客サービスの向上(時間指定。配送先指定などの細かな条件への対応)
・ 物流拠点の見直し(出発拠点、経由地、配送先などのシミュレーションツールとして活用可能)
4 .ターゲット
配送先や配送量が日々変化し、トラック台数で30 台以上の配送を行っている企業がターゲット。
「配送佐助」の標準機能で業種の異なる数社のシミュレーションを実施したところ、配車台数10
~40 %の削減が可能という結果がでている。この配車台数の削減等で生み出される効果によりシステム投資費用は容易に回収できるので、投資対効果の高いシステムとしてアピールできる。
5 .今後の展開
輸送コストが比較的高い数十社をリサーチした結果、人間系で配送指示を行っている企業が多く、
配送計画の効率化に対するニーズは高いと予想している。
今後は、鋼材系、建材資材系、液体系等輸送コストが比較的高い企業で、日々30 台以上の配送を行っている荷主または運送業者(3PL 業者含む)を対象とした商品セミナーの開催や、各種情報展への出展などを計画している。
また現在、数社と代理店契約の調整を行っており、単独での販売だけでなく幅広い活動を展開を予定している。
販売価格は800 万円からを予定しており、受注ベースで1.5 億円/年を目指す。
主な特長
1 .汎用的な配送計画モデルを備えているため、出荷はもとより、集荷、帰り便対応などさまざまな配送形態に対応することができる。
2 .時間指定、車種指定、輸送会社指定、積み合せ可否、重量・容量・寸法制約、稼動時間制約などのさまざまな制約条件や配送条件に対応している。
3 .SA 法と呼ばれる最適化手法をベースとする自動立案アルゴリズムを採用しており、制約条件を満たす効率的な配送計画を短時間で立案できる。
4 .マウスによるドラッグ・アンド・ドロップやショートカット・メニューからの選択といった直感的な操作により、計画の参照や変更が行えます。また、一度行った操作を元に戻す/やり直す機能もサポートしており、習得が容易で、作業効率の向上に寄与する。
5 .配送計画画面と自動立案エンジンが統合されており、マニュアルで計画を立案固定し、残りを自動立案するという使い方や、自動立案した後で修正を加え、再度自動立案するという自在な使い方が可能。
6 .全体や個別の計画評価情報を画面上でいつでも参照でき、また制約違反に対する警告情報も画面上で確認できる。
7 .地図ソフトが組み込まれており、拠点住所の緯度・経度への変換、拠点所在地の地図上への表示、拠点間走行距離の検索、配送ルートの地図上への表示が行える。
8 .一般道、高速道別に時間帯別に走行速度を設定できる。

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