富士通、アクセンチュア／トータル・ソリューション・ビジネスで提携

富士通（株）とアクセンチュア（株）は、ITの戦略的な活用を軸とした最適なトータル・ソリューションを顧客に提供するため、共同事業を行うことで合意いした。
今回の合意に基づき、富士通およびアクセンチュアは、双方が日本及び海外で培ってきたコンサルティング・システム構築力や運用ノウハウを融合させ、経営コンサル、業務コンサル、SI、そして戦略的アウトソーシングまでのトータル・ソリューションを、共同で顧客に提供していく。
これにより、顧客は、経営ニーズに合致した、よりいっそう効果的、効率的かつ迅速なIT活用が可能となる。
両社は、顧客の経営改革を支援するために、従来とは全く異なるIT資産管理や、最適な人材活用・育成策などをご提案するとともに、ITを活用した顧客の新たな事業機会の創出を支援する。
さらに両社は、(1)日本企業のグローバル・ビジネス・オペレーションに向けた提案モデル、(2)経営者向けIT教育カリキュラム、(3)日本の商習慣や企業文化を考慮した戦略的アウトソーシングの手法を共同で開発し、相互の顧客に提供するとともに、中長期事業計画を共同で立案する。
2月12日に、両社は「協業チーム」を組織し、以下の項目について3ヶ月間の共同活動を開始する。
市場別の協業推進
国内の電機・精密、自動車ほかの市場において、お客様の経営改革の実現を目指した経営コンサルテーション、業務コンサルテーション、システムインテグレーション、運用・保守、戦略的アウトソーシングまでのトータル・ソリューションを提供すべく、マーケティング・プロモーション活動や、コンサルティング活動を実施する。
〔重点ソリューション〕
グローバルレベルの情報共有・活用戦略ソリューション(SCM/CRM)
電子行政(e-Japan)の実現にむけた自治体広域連携ソリューション
日本の企業文化や商習慣を考慮した戦略的ITアウトソーシング
教育ビジネスの協業推進 検討
IT分野における高度なマネジメント能力を開発するため、企業経営者を対象とする教育ビジネスの共同実施の検討。
協業の企画/調整
協業活動全般を調整するとともに、両社の今後の協業のあり方を明確化するため、中長期事業計画を立案し、共同事業形態の検討。
なお、協業チームの体制は、以下の通りです。
〔人員構成〕 約30名規模(両社より派遣の専任者で構成)
〔設置場所〕 港区赤坂 7-1-16 日本生命赤坂第2ビル内
〔活動開始〕 平成14年2月12日