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中央物産、NEC/共同で戦略的な営業活動支援データウェアハウス・システムを開発

2002年02月14日/未分類

中央物産(株)は、戦略的な営業活動のさらなる強化や業務効率の向上を実現するため、商品単位や得意先の店舗単位などでの詳細な日次販売データの検索・分析を可能とするデータウェアハウス・システムを日本電気(株)と共同で開発した。
同システムは、昨年10月から営業支援部門および営業管理部門で1次稼動を開始している。
ことし4月から、(1)定型の帳票を自動的に作成・更新し、Webブラウザでの閲覧を可能とする、(2)全社の約300人の営業担当者に展開し、営業所での分析や外出先からの分析結果の閲覧を可能とする、(3)検索・分析可能なデータの対象を日次の仕入データや在庫データなどに拡大するなどのシステム強化を行ない、順次、本格稼動に移行していく。
中央物産では、同システムを活用することにより、営業担当者からのデータ分析依頼に対する回答期間を約3日から即時と大幅に短縮。また、データ分析にかかっていたコストを年間約3000万円削減できると見込んでいる。
データウェアハウス・システムの主な特長は以下の通り。
詳細な日次販売データの分析を実現
データベースに「RedBrick(レッドブリック)」を、分析(OLAP)ツールに「BusinessObjects(ビジネスオブジェクツ)」を採用しており、月間200万件の日次販売データ2年分の検索・分析が可能。
これにより、営業支援担当者が商品単位や得意先の店舗単位での分析など、詳細な日次販売データの分析を効率的に行なうことを可能としている。また、その分析結果に基づいた戦略的かつ迅速な営業活動を展開することにより、顧客満足度の向上や売上の拡大などに貢献することができる。
全社の営業マンへの展開や分析データの対象拡大を実施
ことし4月から、定型の帳票を自動的に作成・更新し、Webブラウザでの閲覧を可能とする機能を提供する。また、同システムの利用者を、営業支援部門および営業管理部門に加え、全社の約300人の営業担当者に拡大する。さらに、検索・分析可能なデータの対象を、日次販売データに加え、日次の仕入データや在庫データなどに拡大する。
これにより、全国の営業部門や管理部門などにおいて、各担当業務に密着したデータ分析を迅速に行なうことや、作業工数・帳票の削減が可能となり、分析結果に基づいた生産性の向上や業務効率化、在庫の削減などを図ることができる。
経済的かつ効率的なシステム構築を実現
同システムの開発・導入にあたって、NECがこれまでに培ってきた220社350システムのデータウェアハウス・システム構築経験やノウハウを活用している。また、NECのソリューションテンプレート(ひな型)を活用したシステム導入・運用を行なっている。
これにより、経済的かつ効率的なシステム構築を実現するとともに、効率的なシステム運用を可能としている。
近年、企業間競争の激化にともない、膨大な顧客情報や販売データなどを分析することで、マーケティングや営業活動、商品開発などにおいて、企業戦略上の新たな競争力の源泉として活用しようという動きが進展しております。こうした企業の取り組みをIT面から支えるものとして、データウェアハウス・システムの導入が拡大しつつある。
日雑卸業界においては、全国レベルでの営業活動の強化や取扱規模の拡大などを目的とした企業の合併・統合による業界再編が進んでおり、競争のさらなる激化が予想されている。
中央物産では、このような環境のもと、CHANGE/FOCUS/SPEEDをキーワードに、新しい時代の中間流通業 カテゴリー コントラクター として、さらなる機能強化を図るために、データウェアハウス・システムを導入に踏み切った。
NECでは、「RedBrick」をはじめとするビジネス・インテリジェンス分野で日本IBMと協業するなど、データウェアハウス・システムに対する取り組みを積極的に推進しており、今後3年間で300システムの販売を見込んでいる。

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