ヤンマーグループ／グループ人事・会計システムを統合

日本オラクル（株）は、ヤンマーディーゼル（株）、ヤンマー農機（株）グループが、グループ統合人事・会計システムの構築にあたり、「Oracle E-Business Suite」の採用を決めたと発表した。。本システムは、ヤンマー農機グループが先行し傘下の販売会社29社も含めて、2003年1月より稼動予定。
ヤンマーグループでは、戦略的で効率的なグループ経営を実現するために「Oracle E-Business Suite」を利用して、グループ統合人事・会計システムの構築を進めている。インターネット型「ERP」を採用することで、その統合化されたシステムの特徴を最大限活用することができ、経営効率向上に大きく貢献する。
ヤンマーディーゼル／ヤンマー農機および国内販売会社合わせて約10 000名の人事給与データの統合およびグループ各社の会計業務統合を実現するシステムを構築し、業務の効率化を図ると同時に、迅速な経営判断を可能にすることで、企業競争力の一層の強化が実現する。
日本オラクルは、2000年10月よりヤンマー農機グループに対して社内システムの刷新を提案してきた。2001年4月にヤンマーディーゼルグループがシステム統合を決定したことから、両社グループに対する人事／会計システム統合の提案へと発展し、採用が決定した。
このたびの採用決定において、「Oracle E-Business Suite」の、基幹業務の中枢機能（経理・財務、人事・給与）が揃っている点、データ統合およびweb対応における技術的先進性、企業構造の変化に対応できる柔軟性などの特長を評価している。
導入作業は、人事・給与をKPMGコンサルティング（株）、会計をTIS（株）が担当する。
2004年4月よりヤンマーディーゼルグループも同じ仕組みに統合化をし、7販売会社、工場も含め展開をする予定となってる。また海外拠点への展開も検討が行われ、ヤンマーグループでは、グループ全体での統合されたシステムを利用してシェアード・サービスの提供を行い、人事、会計をはじめとしてバックオフィス部門の業務効率化により一層力をいれていく。