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ブリヂストン/液晶に代わる電子ディスプレイ用表示材料を開発

2002年03月25日/未分類

(株)ブリヂストンは、液晶に代わる画期的な新規表示材料の開発に成功した。この新規材料を用いた電子ディスプレイは、反射型で明るくかつ極めて応答が早く、極薄で広い視野角を持ち、電力消費が少なくなる。
同社は、この新規電子ディスプレイを反射型液晶ディスプレイに代わるものとして、実用化に向け本格的に開発を開始し、2003年末までにそのモジュールの完成を目指す。この新規電子ディスプレイモジュールは、携帯電話、ノートパソコン、PDAといった携帯情報端末や今後商品化が進み成長が期待される「電子ペーパー」等への展開を考えている。
同社が開発した新材料は、これまでの材料設計/加工技術にナノテクノロジーを駆使し創り出したものであり、粒子と液体の中間的特性を兼ね備えた「新規状態物質(仮称:電子粉流体)」とも言えるもの。浮遊状態に匹敵する高流動性を有し、かつ、電気に敏感に反応するなどの性質を持つ。
特徴
・高応答速度 : 数百μsecを確認しており、液晶の約100倍の速さであり、動画表示性能に優れている。
・高反射率 : 45%以上を確保し、かつ、紙のような白さに近いペーパーライク表示が可能。
・高視野角 : 液晶ディスプレイに比較して、広い視野角を確保できる。
・低消費電力 : メモリー性を有するため、電源を切っても表示維持が可能となり、静止画表示時の消費電力面 で非常に優れている。
・シンプル構造 : 基板間に本新材料を封入するだけでよい非常にシンプルな構造で、極薄化、サイズ拡張性に優れている。更に、単純マトリックス駆動が可能なため、液晶のような複雑なTFT駆動を必要としない。

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