LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

トヨタL&F/屋内用搬送機器「ミニムーバー」新発売

2002年05月09日/未分類

(株)豊田自動織機は、傘下に収めたスウェーデン・BTインダストリーズ社(以下、BT社)との製品相互供給面でのシナジー追求の一環として、同社の1.3~2.4トン積水平搬送機器(バッテリー式ローリフト)を、トヨタL&Fブランド名称「ミニムーバー」として、5月7日より、全国43社のトヨタL&F(Logistics & Fork Lift)取扱店を通じ、販売を開始した。
ローリフト「ミニムーバー」は、産業車両の世界統計上は「クラスIII」に属し、積付作業を伴わない主に屋内での水平搬送に適した機器。フォークリフトと異なり運転資格が不要な為、専門のオペレーターでなくとも使用可能。生産現場における工程間搬送、小売店舗における商品陳列をはじめ、小型軽量でエレベーターへの乗降が可能なことから、中2階など階上での作業、出荷場でのトラック内へ入った作業といった様々な物流シーンで幅広く活用できる。
従来の日本の物流現場では、こうした水平搬送にも、積付作業に適したフォークリフトを「マルチプレイヤー」として使用している場合が多く、「クラスIII」の国内市場における構成比は5%程度と欧州(同構成比約40%)に比べ低い水準にある。
しかし、大規模物流センターの増加に代表される物流の大型化・効率化、消費者ニーズの多様化を背景としたピッキング作業の多様化、さらにアルバイト・パートの増加といった労働形態の変化など、近年の物流を取り巻く環境変化を踏まえ、豊田自動織機・トヨタL&Fカンパニーでは、物流現場へのローリフト導入で、積付はフォークリフト、水平搬送はローリフトで行うといった作業分担を提案し、顧客の安全性・作業効率の向上と物流のコストダウンに対応できるものとしている。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース