バーン ジャパン／2002年度新経営戦略を発表

バーン ジャパン（株）は、昨今のERP製品の日本市場への浸透と同社ビジネスの成長を踏まえ、ビジネス戦略、製品戦略、パートナー戦略などを含めた、2002年度新経営戦略を発表した。
ERPを始めとするパッケージソフトの導入が国内で急速に進む中、同社では主力製品であるERP（iBaanERP5.0c）を始め、CRM（iBaan for CRM）、PLM（iBaan for PLM）の各エンタープライズソリューションを日本市場に向け販売開始する。
さらに、コンサルティングサービスの価格体系を一新し、従来の作業工数に比例した「タイム＆マテリアル」の方式から、受注前に成果を確約した定額費用による「プロジェクトフィー制」を本年度より本格的に採用する。
これにより、顧客はパッケージソフトの導入に際し、明確にその投資対効果を把握することが可能となる。同社では、この新価格体系によるプロジェクトのうち、既に数件が実際に稼動に至ったことを受け、本年度から本格採用する。
また営業強化戦略の一環として、直販営業の強化による大型案件へのスムーズな対応・提案力向上を図る一方、有力リセラーとの協業を深め、顧客にとって最適なサポート体制を提供できる柔軟なビジネススキーム構築を推進する。
2002年度新経営戦略の概要
ビジネス戦略：
売上拡大・・・製造業ERPのトップベンダーとして、売上80億円を目標
直販強化・・・顧客別トータルソリューションの提案・実践能力を向上
戦略的アライアンス・・・大手SI会社との戦略的・包括的アライアンスにより、案件別に最適なビジネススキームを柔軟に構築
業種別ソリューション・・・自動車、電気電子、機械、産業機器（重工）、食品
製品戦略：下記の新製品・ソリューションを発表予定
ERP iBaanERP5.0c（6月出荷予定）
CRM iBaan for CRM SalesPlus/SalesPoint（6月出荷予定）
PLM iBaan for PLM（6月出荷予定）
サービス戦略：
コンサルティングサービスの強化
プロジェクトフィー制の導入・・・ERP導入プロジェクト、アプリケーションインテグレーション
コーポレート戦略：ビジネス拡大に合わせた組織・環境の整備
人員拡大（現120名を140名体制へ）
社内組織の改編（事業部制・執行役員　導入）
オフィス移転（新宿パークタワーへ7月に移転予定）