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電通国際情報サービスと住友電設/大黒埠頭コンテナヤードに無線ハイブリッドネットワークを納入

2002年05月30日/未分類

(株)電通国際情報サービスと住友電設(株)は日本通運(株)、(株)上組、三井倉庫(株)の3社が共同運営する大黒埠頭C-3ターミナル(横浜市)にコンテナを運用管理する移動通信ネットワークを納入した。
今回納入したシステムは、コンテナ・ターミナル管理システムであるCATOS(ケートス:韓国TSB社製)を利用するための、2.4GHz対応無線LANと1.9GHz対応構内PHS(住友電気工業(株)製)の2つの無線システムを結合した無線ハイブリッドネットワーク。
約16万㎡のコンテナヤード内に合わせて約30台の基地局を効率よく配置したネットワーク構成となる。
従来の無線LANを使用したネットワークではトラックやフォークリフト等の構内運搬車両が広範囲に移動する場合、コンテナなどの障害物の陰では通信が途切れるトラブルが発生していたが、今回納入した無線システムでは、電波伝播に強いハンドオーバー機能(端末の移動にあわせて通信する基地局が順次切り替っていく機能)をもつ構内PHSを随所に導入設置して、種々のデータのやり取りを可能とした。
特に構内PHS基地局設置にあたっては、途切れることなく安定した通信が確保されるように取り付け位置や方向などに工夫を凝らし、基地局間の伝送には高速伝送特性をもつ無線LANシステムを使用することで、同時に多くの運搬車両にも対応できることを実証した。
また、ネットワーク全体を無線化することで屋外の光ケーブル等設備のない施設や敷設の難しい場所でも短期間での設置が可能となりました。ISIDと住友電設は、障害物が多く電波伝播条件が悪い環境でも利用できる安定したモバイル通信システムとして、港湾施設、流通センター、市場、工場などへの販売を計画している。

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