ＮＴＴ－ＭＥ／Web-GISトータルパッケージ「GISMEパック」新販売

（株）エヌ・ティ・ティ エムイー（以下：NTT-ME）は、イントラネット・インターネット環境で地図と多彩な情報を連動させた情報配信を可能とする「GISME(ジスミー)パック」を6月3日より販売開始する。
GISMEパックは、同社が提供している詳細な全国地図データ「エムイーマップMEMAP」と、今回独自に開発した地理情報システム（以下GIS）用ソフトやWeb配信用ソフトなど、Web-GISを導入する際に必要となるソフトウェア（以下「GISMEソフトウェア」）及びサービス提供用サーバ全てをセットにして低価格で提供するもの。
GISMEソフトウェアの主な特徴は、住所検索による地図表示や、地図上へのアイコン登録等、一般的なGIS基本機能はもとより、画像や音声・表・文書などの各種ファイルやURLを簡単なマウス操作で地図に関連付けして提供することができまる（マルチファイル／URL管理機能）。
例えば、表計算ソフトで作成してある既存の顧客データと地図を連動させた配送用地図を外部から社員が共有する、といった利用方法なども可能になる。
業界初となるWeb-GISトータルパッケージの提供により、企業・自治体等では、設備位置管理マップや災害対策マップ等、Web環境で多彩な情報と地図を連動させた様々な情報システムを導入する際に、必要となる開発・検証期間が軽減し、大幅なコスト削減が図れる。
近年、インターネットを利用したサービスや情報公開が急速に進展していることから、企業や自治体では、多彩な情報を地図と連動させてインターネット・イントラネット上で活用できるWeb-GISへの関心が高まっていた。
しかし、これまで、Web-GISを導入するには、すでにインターネット上で配信されている地図データを利用して限られた機能で満足するか、もしくは、多額の費用と多くの時間をかけて独自に地図データやGIS用ソフト等を組み合わせ、新たに開発・検証を行わなくてはならなかった。
同社では、平成12年10月より販売開始した全国を網羅する詳細な地図デー タ「MEMAP」を活用し、個々の顧客のニーズに合わせた各種GISソリューションを 提供してきたが、より簡単・安価に短期間でカスタマイズ可能なWeb-GISを導入し たいという要望に応え、Web-GIS導入に必要なソフトウェアからハードまで をセットにした「GISMEパック」を開発してきた。