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シャープ/海外生産拠点で使用する化学物質を日本で一元管理

2002年06月20日/未分類

シャープ(株)は、海外生産拠点における化学物質の購入量、使用量、排出量などを自動集計し、本社で一元管理する「シャープ化学物質管理システム(S-CMS:SHARP-Chemical Management System)グローバル版」を開発、導入を開始した。
これにより、生産拠点別、国別の化学物質の購入量や使用量、排出量、移動量などを把握し、有害化学物質による環境汚染を未然に防止する。
日本国内の事業所については、化学物質の購入量や排出量、移動量などの国への報告を義務付けるPRTR法の施行に先立ち、2000年4月にすでに「S-CMS国内版」を導入している。現在、世界的にもこうした法律を制定する傾向が強まっており、これを先取りしオールシャープとして、グローバル環境汚染の防止体制を強化した。
このシステムは「S-CMS国内版」をベースに開発、資材購入から製品の生産・在庫などをトータルで把握し管理するSAPシステムと連携している。
4月から英国とスペインを対象にパイロット導入を開始しており、2002年度中に9ヶ国15拠点へ本格導入をはかる予定で、他の拠点についても順次導入を行う。
システムの導入により、危険化学物質による安全・衛生面のリスク削減をはかるとともに、環境への負荷低減をグローバル規模で推進しする。
システムの特長
1.拠点単位、国単位の化学物質に関する詳細なデータを、日本で一元管理して把握することができる。
2.SAPシステムと連携しているので、化学品の購入量が自動的に入力され、使用量、排出量および移動量などとともに総合的に管理ができる。
S-CMS国内版:「化学物質の安全性に関する情報(MSDS)データベース」「国内外の法規制および自主管理物質などの情報データベース」「化学品の購買に関するデータベース」から、事業所、研究所ごとの全化学物質の使用量や排出量などを自動集計できるシステム。
SAPシステム:SAP社製のERPシステム。

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