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シャープ/欧州市場向けの液晶工場開設

2007年08月30日/物流施設

シャープ(株)は、欧州市場向けの液晶モジュールと液晶テレビの生産拠点である、液晶工場(シャープ・マニュファクチャリング・ポーランド)を開設した。

施設は、ポーランド共和国の北部、クヤフスコ・ポモルスキー県トルン市近郊に位置し、シャープグループとしては欧州で初めてとなる液晶モジュールをことし1月から生産しており、7月からは、液晶モジュールから液晶テレビまでの一貫生産を開始するなど、予定通り稼動を開始している。

欧州ではここ数年、液晶テレビの需要が拡大しており、2011年度は世界の30%を占める3,600万台が見込まれています。また、地上アナログ放送の停波の計画も明らかになったことから、今後は大型のフルハイビジョン対応機の需要が、さらに伸びると期待されている。

同社では、需要に対応するため、同工場の生産能力を順次増強し、2011年度には液晶モジュールの年産1,000万台を目指し、工場での一貫生産に合わせ、シャープスペイン工場やレーベ社のドイツ工場で生産される大型液晶テレビに搭載する液晶モジュールを供給していく。

液晶工場の概要
会社名:Sharp Manufacturing Poland Sp.zo.o.(略称SMPL)
所在地:ポーランド共和国クヤフスコ・ポモルスキー県ウィソミッツァ郡
代表者:会長田嶋俊之、社長高岡増吉
出資比率:シャープ(株)100%
事業内容:液晶モジュールおよび液晶テレビの製造・販売等
生産台数:2007年度末/月30万台、2008年度末/月42万台(モジュール生産台数)
敷地面積:約500,000平方メートル
建物面積:40,778平方メートル
投資額:第1期:約44百万ユーロ(約60億円)
従業員数:約1,300名(2007年8月末)

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