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シャープ/2008年度は船舶輸送量が12%増に

2009年07月01日/CSR

シャープは6月30日に発表した「シャープ環境・社会報告書2009」の中で、貨物輸送による2008年度の国内シャープグループ全体のCO2排出量原単位は、売上高の大幅な減少が影響し、3万8006トン-CO2と前年度比で8%増加したと発表した。一方、CO2排出量は10%削減された。国内での輸送量は1億7386万1000トンキロだった。

環境負荷削減の取組では、「省エネ法荷主対応委員会」で製品販売物流、調達生産物流、廃棄物物流、パーツ物流の各分野ごとに環境負荷を把握し、グループ全体で物流の省エネ対策を強化。特定荷主の責務である「CO2排出量原単位の年平均1%以上削減」を国内グループ全体の目標とし、モーダルシフト推進や輸送効率の改善などを推進している。

モーダルシフトの推進では、2008年度は、船舶による輸送量を大幅に拡大し船舶での輸送量を1419万6000トンキロ、鉄道は1163万6000トンキロに拡大。船舶輸送量は12%増やした。携帯電話では、500km以上の陸上輸送のうち、約63%(2007年度)を鉄道利用としたことが評価され、国土交通省と鉄道貨物協会が制定するエコレールマークを取得した。

さらに米国の販売会社Sharp Electronics Corporationは米国環境保護庁などが取組む「スマートウェイプログラム」に参画中。アイドリングストップなどの具体的な活動の啓発を推進し、同社の全物流量のうち、当プログラムに準拠した輸送重量は97%に達した。このため、米国環境保護庁による第3回表彰では、荷主企業として唯一3年連続で優秀賞を受賞した。

国内では2006年から、ほぼすべての商品で環境に配慮した統一パッケージを採用している。統一パッケージの使用で、印版とインクの使用量を大幅に削減でき、2009年1月から海外にも展開している。

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