シスコシステムズ(株)(以下:シスコ)は、出荷前検査(PDI=Pre-Delivery Inspection)業務を成田において開始した。
PDIは、日本の顧客の高い品質要求に応えるために、Cisco製品をパートナーに出荷する前に日本において検査を実施するもの。
第1段階としてのパイロット・フェーズでは、企業向け・通信事業者向けの基幹製品であるルータ「Cisco 12000シリーズ」、スイッチ「Catalyst 6000シリーズ」の員数検査、機能検査、外観検査を中心に実施する。
PDIによって、外観不良、機能不良、初期不良の検出力が向上し、これまでパートナー及び顧客によって発見されていた不良を未然に発見する役割を果たす。また、検査規格外製品についてはこれまでは米国の製造拠点に戻して修理を行っていたが、今後はPDIセンターにおいて極力日本での修理を実施する。PDI検査を合格した製品には、「合」の合格表示を添付する。
さらにPDIプロセスによって得た検査データを収集・分析し、分析情報を今まで以上に速やかにCisco本社の製造部門・設計開発部門にフィードバックすることによって製品そのものの更なる品質向上を実現する。
パイロット・フェーズを通じ、新しいPDIプロセスの確立と品質向上の達成度合の確認をし、ことし10月にはフェーズ1として本格的な出荷前検査を実施する計画です。フェーズ1では新たにルータ、スイッチ製品群(「Cisco 7500」、「Cisco 7200」、「Cisco 3600」、「Cisco 2600」、「Cisco 1700」、「Catalyst 2900XL」、「 Catalyst 3500XL」、 「Catalyst 4000」シリーズ等)をPDI対象製品に加える予定。
PDI概要
所在地:近鉄エクスプレス(KWE)成田ターミナル内
千葉県山武郡芝山町大里字鴻之巣157-1
面積:500平方メートルでパイロットスタート
検査内容:
員数検査(本体、アクセサリキット、日本語マニュアル類の確認)
機能検査(ファン、電源、LED、ボード、システムの基本機能確認)
外観検査(ボード及びシステム)
連続稼動検査(40℃環境下)
人員:当初15名でパイロットスタートし、100名程度に増強予定
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シスコシステムズ/成田に出荷前検査施設稼動
2002年06月20日/未分類
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