センコー／シンガポール現地法人設立、８月営業開始

センコー（株）は、シンガポールに「センコー・インターナショナル・ロジスティクス」（以下：ＳＩＬ）を設立し、８月１日から営業を開始する。
「ＳＩＬ」は、資本金86万シンガポール・ドル（約6 000万円）で、同社の全額出資、すでに中国・大連に「大連保税区貝思特国際貿易物流有限公司」を、中国・広州に「広州扇興物流有限公司」を設立し営業しており、今回のＳＩＬがアジアで３番目の現地法人になる。
ＳＩＬでは、旭化成（株）のシンガポール現地法人である「旭化成プラスチック・シンガポール」(以下：ＡＰＳ)のＰＰＥ樹脂(ポリフェニレンエーテル樹脂)工場での原材料搬入から製造過程での工場内作業、工場倉庫での入出庫、製品出荷、さらにはアジア、アメリカ、ヨーロッパ等への輸送手配等、ＡＰＳ殿工場の調達物流、工場内物流、販売物流までを一貫して行う。
将来的には、東南アジア地区の日系企業、当社顧客の現地法人・工場からアジア、日本、アメリカ、ヨーロッパ等への国際間輸送等をはじめ、シンガポールを中心にした国際物流事業展開を計画している。
国際事業戦略として、アジアを重要地域として位置付け、自社の営業拠点構築、日本国内の物流と国際物流システムを一貫させた国際物流事業体制づくりを進めている。
特に、世界の生産基地として成長しているアジア地域に営業拠点を開設することで、高度な物流技術・ノウハウを導入した物流サービスを提供し、アジアと日本間の国際輸送、アジア、アメリカ、ヨーロッパをつなぐ３国間輸送体制の拡大をめざした国際物流業務、さらには企業のＳＣＭ構築をサポートするための海外工場物流、輸出入貨物物流への対応強化を進めている。