日本IBM／製品納期を3分の1に短縮、新システム稼働開始

日本IBM（株）は、電話を使ったPC製品の直販事業（テレセールス）強化を目指し、新しい専用システムを導入、7月より稼動を開始した。
このシステムで、主に大企業の部門単位での購入や、SOHOを含む中小規模の企業の顧客に対して即納体制を確立し、必要なときに必要な製品を顧客に届けることが可能になった。
このシステムは、PC製品の直販事業に関するすべてのモノ、情報の流れを管理できることが特徴で、顧客情報の収集・分析・活用といったCRM(Customer Relationship Management)から、製品の企画・製造・在庫・販売管理までの様々な業務を一貫してサポートすることが可能となる。
さらに、同システムとSCMシステムとの連携を強化することにより、製品納期を従来の10日前後から平均2、3日へと大幅に短縮することができるようになった。
また、リアルタイムの在庫確認や納期確認が可能となるため、一部煩雑だった社内プロセスが簡素化され、テレセールス要員は、顧客との商談に従来の3.5倍の時間を費やせるようになった。
ダイレクト専用システムの導入や組織強化により、テレセールスなどのメーカー直販のみでなく、従来のビジネスパートナー様経由での販売にも弾みがつくものと見込んでいる。