キーコーヒー／中部工場増築、物流センター新設

キーコーヒー（株）は、関東工場（千葉県船橋市）の全面改修工事に引き続き、中部工場（愛知県春日井市）の増築工事と併設する物流センターの新築工事に着手した。
ドリップオンやＶＰ(真空パック)など付加価値の高い家庭用製品に加え業務用製品を生産する中部工場は、最新鋭工場として平成５年11月操業以来９年を経過している。
家庭用市場を中心にレギュラーコーヒー市場の需要は順調に拡大しており、品質向上と多様化する新製品導入に対応した生産設備の拡充に備えるため、工場の増築と併せて物流センターを新設する。
工場増築と物流センター新設の目的
1.中部工場は、家庭用製品包装機ラインの拡充と衛生管理機能の向上を図り、現有焙煎機２台に加え、新たに焙煎機を１台追加導入して、多様化する需要に対応する。
2.併設する物流センターは、最先端物流機器を導入して、省力化と在庫水準の低減を図り、鮮度の向上・物流費の低減を目指す。また、工場と連動して衛生管理機能の向上を図る。
施設の概容
工場敷地内に鉄骨造４階建てを増築。３階と４階を工場とし、１～２階吹抜けの倉庫出荷スペースに自動立体倉庫を設ける。
工期：平成１４年６月～平成１５年２月末。
総投資額：８８８百万円
増築後の中部工場/物流センターの概要
所在地：愛知県春日井市神屋町字熊野上1139-56
コーヒー生産能力：１０ １５０トン／年間（製品ベース） 20％増強
敷地面積：１１ ２７９㎡（約3 412坪）変更無し
建築面積：４ ４２７㎡（約1 339坪）1 762㎡増築
延床面積：１２ ３９８㎡（約3 751坪）5 471㎡増床　　　　
（内訳） 中部工場８ ６４９㎡（約2 616坪）
中部物流センター ３ ７４９㎡（約1 134坪）
尚、中部物流センターの完成をもって名古屋市西区に所在の名古屋物流センターの機能を中部物流センターに移管・統合する。