日野自動車／販社向けデータ・音声融合型大規模ネットワーク稼動

日野自動車（株）と富士通（株）は、日野自動車の全国43販売会社200営業サービス拠点のネットワークを、ブロードバンド対応型ネットワークに刷新し、従来では不可能だったデータ通信と音声通話の融合に成功した。
本ネットワークは、富士通のFENICSビジネスIPネットワークサービスを利用したもので、100拠点以上のIP-VPNによる大規模ネットワークは業界初の試みで、2002年上半期中に全面稼動する予定。
トラックメーカ各社は大幅なコストダウンと開発・調達・生産から販売・アフターサービスに至る業務の効率化が経営テーマとなっている。中でも日野自動車では早期から「メーカ・販社一体となった収益改善」に取り組んできた。
今回、この取組みを背景に、従来から基幹販売システムを提供している富士通が長年培ったノウハウに基づいて日野自動車の構想を業界に先駆けて実現した。
本ネットワークは、全国の販社をIP-VPNのネットワークで統一し、VoIPによって音声とデータを統合したもので、データ通信の効率化はもとより、音声通話についても大幅にコスト削減を可能にした。
本システムの導入効果。
現行ランニングコストの削減効果（対前年比：30%以上）
グループ内の内線化による業務効率化
今後の販社システム変更時にもフレキシブルに対応