雪印アクセス／茨城支店新設移転

（株）雪印アクセスは、流通体制強化の一環として「茨城支店」「水戸物流センター」「茨城フローズン物流センター」を統合し、新茨城支店として新設移転した。
ミスゼロをコンセプトに自社開発したＡＭＣ（アクセスハイテクノロジーマルチカート）を始め、ケース出荷商品用にピック・トゥコンベア方式を採用し、物流精度向上と効率化を実現。
テストキッチンやシミュレーションルームを設置し、顧客への積極的な提案営業を推進するとともに、設備面では、冷蔵庫にFAシステムを導入し、除塵された冷気でいつもクリーンな環境を保ち、
ドライ庫にはウェザーシールを設置し、100%のプラスチックパレット使用で庫内の衛生・清潔・安全管理を実施する。
新茨城支店の概要
名称：茨城支店（新設移転）
所在地：〒319-0124 茨城県東茨城郡美野里町花野井358-20
電話：0299-47-1221
ＦＡＸ：0229-47-1521
敷地面積：１５，５６８㎡（４，７０９坪）
延床面積：４，９７４㎡（１，５０７坪）
常温庫面積：２，１５９㎡（６５４坪）
冷蔵庫面積：７３５㎡（２２３坪）
冷凍庫面積：８４０㎡（２５５坪）
建物構造　：鉄骨造2階建
事業内容
年間売上高 ：９０億円
稼働日：平成１４年７月２１日
センター長：大浦浪男
配送車両台数：２５台
販売エリア：茨城県全域、千葉県・福島県の一部
AMC(Access high technology Multi Cart)
雪印アクセスがオリジナル開発した、パソコン搭載のカート。入荷検品からピッキング・棚卸まで7種類の作業を一台で処理可能にしている。
ピック・トゥ・コンベア方式
パレットラックの背面から商品補充し、全面にコンベアを設置しピッキングシールを貼付しながらピッキングし、そのままコンベアに載せる方式。今回はバーコードを自動的に読み取り方面別仕分けソーターに送り込む。
FAシステム
冷蔵庫内の空気を外部の冷気発生ユニットに回収して冷気を循環させるため、除塵・除菌されたクリーンな環境を作り出すことが可能な冷却システム。デフロスト（霜取り）を外部にて実施するため、常に一定の温度が保てる。夜間電力を利用するため、環境面でのメリットもある。
ウェザーシール
外気を遮断するために設置するドックシェルタの一種。冷蔵庫に設置されているドックシェルタと比較して、外気の遮断度は落ちるが、配送車の種類を選ばず、作業性の向上が図られるシェルタ。ドライ庫にも埃や砂の進入を防ぐ意味から設置。