キリンビール／酒類営業体制の刷新

キリンビール（株）は、９月から酒類事業の営業組織を大幅に刷新する。
９月１日に（株）キリン コミュニケーションステージを設立し、量販店店頭でのマーチャンダイジング活動などの業務を同社に移管する。
キリンビールの量販営業担当との役割分担を明確にすることにより、量販市場に対するトータルでの取り組みを一層強化する。同社は９月に首都圏地区で営業を開始し、２００３年１月には近畿圏、２００３年４月には全国に事業エリアを拡大する。
新設するキリン コミュニケーションステージ社は、量販店の店頭におけるキリンビール商品のマーチャンダイジング活動を主たる業務とする。
量販チェーン本部における商談を担当するキリンビールの量販担当営業との役割分担を明確にし、それぞれの専門性を高めてノウハウを蓄積することにより、量販市場に対するキリングループトータルでの取り組みをさらに強化する。
量販市場は年々拡大しており、現在では国内で消費されるビール・発泡酒の約半分がスーパー、コンビニエンスストア、ディスカウントストアなどの量販業態の店舗で購入されていると推定される。
また、洋酒・ワインなどについても量販市場の占める比率は上昇しており、新たな営業体制により、今後も拡大が予想される量販市場における提案力、営業力を高めていく。