日本ユニシス(株)は、汎用型調達サプライチェーンASPサービス「VisiProcuR」(ビジプロキュアー)を「asaban.comR」の新たなメニューとして8月12日よりサービス開始した。
今回の「VisiProcuR」の提供は、既にサービス提供を行っている調達支援ASPサービス「AuctionBuyer」に続き、他のASPサービスメニューの充実化を図り、最終的には、サプライチェーンマネージメントにおける調達業務システムサービスのフルアウトソーシングを目指す、日本ユニシス「asaban調達広場構想」実現の一環。
「VisiProcuR」は、製造メーカであるバイヤ企業、商社や3PL企業のような物流業務仲介を行うエージェント企業、部材を供給するサプライヤ企業、ジャスト・イン・タイムな納品を行う倉庫業者がサービスの主なユーザとなり、インターネットを介して各ユーザへ発注/受注/出荷指示/在庫管理機能を提供する。
「VisiProcuR」の利用先として想定される製造業界の企業は、生産コスト低減を目指して積極的に海外へ進出する傾向にある。その中で各企業は、在庫欠品などによるビジネス機会損失の削減、顧客サービスの向上、世界規模の競争に打ち勝つための迅速な意思決定を行える企業への脱皮などが求められ、ビジネスに必要な情報のVisibility(可視性、よく見えること)のニーズが高まっている。
「VisiProcuR」を採用する企業は、複数の企業や部門にまたがる調達サプライチェーンにおいて、発注業務の平準化が図られるので、複雑な発注状況も容易に把握することができる。また、調達業務時間の短縮や、従来FAXやEメールを多用し煩雑傾向にある調達業務の効率化が図れる。
「VisiProcuR」の特長
1.利用者数、ビジネスチェーン数の制約なく利用が可能
2.海外調達を意識し、利用画面表示は日本語・英語を用意
3. VisiProcuR」へ受け渡す生産計画や注文などのEDIデータ構造は、制約なく利用が可能
4.発注先ごとに注文データ振分け・統合する機能を装備。複数のエージェントやサプライヤへ一度で同時に発注することが可能
5.生産計画や注文情報の新着データがある場合、電子メールで各ユーザへ自動で通知
6.ASPサービスのため、利用者はインターネットに接続可能なPCさえあれば、サービスを利用可能
7.ユーザ個人単位で個別にソフトウェアを導入する必要はなく、ERPパッケージや新たにプライベートな電子調達システムを新規で構築する場合に比べ、手軽で安価に電子調達システムとして導入可能
日本ユニシスは、「VisiProcuR」を2005年3月末までに20社へ導入を目指す。また今後も、「AuctionBuyer」、「VisiProcuR」に加え、他のASPサービスも合わせてメニューの充実化を図り、「asaban調達広場構想」の完遂を目指す。
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日本ユニシス/汎用型調達サプライチェーンASPサービス「VisiProcuR」提供開始
2002年08月14日/未分類
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