ＣＣＣ／販売用ＣＤ卸、星光堂に仕入・物流業務を委託

カルチュア・コンビニエンス・クラブ（株）（以下：ＣＣＣ）は販売用ＣＤ卸事業者大手の（株）星光堂に仕入・物流業務の委託を開始し、マーチャンダイジング・営業機能の相互提供を実施する。
星光堂はオーディオ・ビジュアルソフトの国内卸最大手として、ＣＤ・ＤＶＤ販売店約４，０００店に対し全国４支店、１６セールスセンターを拠点としたＣＤ売場作りの専門スタッフによる営業網と、８ヶ所の豊富な品揃えを持つ物流倉庫を配備し、商品供給及び営業サポートを行っている。
ＣＣＣは全国にエンタテインメントソフトのレンタル＆販売店ＴＳＵＴＡＹＡを１，０８４店舗展開しており、内６６１店舗でＣＤ販売（売場名：「ＴＳＵＴＡＹＡ ＲＥＣＯＲＤＳ」）を行っている（店舗数は７月末現在）。
これまで「ＴＳＵＴＡＹＡ ＲＥＣＯＲＤＳ」への商品供給は、ＣＣＣの１００％子会社で販売用ＣＤ・ＤＶＤ等の卸事業を展開する主に日本ソフトサービス（株）（以下：ＮＳＳ）が行ってきた。
ＣＣＣは今期より、商品物流のアウトソーシングを開始し、物流業務の効率化を図り、資産及び経費の圧縮を行うことを方針とし、９月より星光堂へ販売用ＣＤ等の仕入及び物流業務の委託を開始することで、在庫効率を向上させるとともに、マーチャンダイジング及び営業のノウハウを互いに融合することで売上を拡大し、「ＴＳＵＴＡＹＡ ＲＥＣＯＲＤＳ」加盟店支援の内容をさらに拡充していく。
ＣＣＣは今期方針の１つに「商品戦略の見直し」を掲げており、下記の通り各商品の商物流改革に取り組んでいる。
１．ＶＨＳレンタル商品に関する取組み
ＶＨＳの流通については日本出版販売（株）、（株）ジャパンエース、（株）グルーヴ、（株）コスモスと商品供給及び物流につき提携。
２．ＣＤレンタル商品に関する取組み
７月に（株）セントラル通商よりＣＤレンタル商品卸事業を、子会社の日本ソフトサービス（株）が譲受け、商品供給体制の強化及び物流加工業務の効率化を目指している。
３．ゲームソフトに関する取組み
ゲームソフトに関しては株式会社デジキューブに出資し、商品調達・物流業務の効率化・協同販促等において提携している。
このような施策を通じ、同社の商品戦略及び物流業務のより一層の効率化を図っていく。