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中国の大手企業/相次ぎi2ソリューション導入

2002年09月08日/未分類

i2テクノロジーズは、「中国最大手のパソコンメーカー、レジェンドグループをはじめ、同国の代表的な企業が、相次いでi2 のバリューチェーン・マネジメント (VCM)ソリューション導入を進めている」と発表した。
中国は世界貿易機関(WTO)に加盟したことで、国内外でこれまでに経験のない競争の重圧に直面することになった。そして、バリューチェーン全体を改善する明確なビジョンとこれを支持する方法論やビジネスシステムが強く求められるようになった。ここでいうビジョンとは、単にコスト削減や価値創造に関わるものにとどまらず、中国企業が世界競争に勝つためのビジョン。
i2は中国で戦略的パートナーと協働することで、中国企業の要望に応えるようi2ソリューションの現地化に注力しており、中国の企業がVCMに対する理解を深められるよう、さまざまな産業・ビジネス環境に合わせたプロトタイプ・デモンストレーションの設計も行っている。
レジェンドは中国でi2 SCM(サプライチェーン・マネジメント)の完全スイートを導入した初の企業(約10のi2 SCMモジュールを使用する予定)。今回のSCM導入は、同国におけるヒューレットパッカード社とi2の初の共同プロジェクト。
このi2 SCMソリューションにより、オンライン上で仕入先との情報伝達の円滑化を図り、30の省に分散するレジェンドグループの工場の需要予測を行なうことができる。同社はまた工場計画を行うことで、日次でサプライチェーンを管理する。
また、中国最大の通信ネットワーク機器メーカーである華為社は、サービス向上と在庫およびその他のサプライチェーン管理費削減を行ない、顧客中心の統合サプライチェーンを展開するため、今年第2四半期にi2 SCMを導入した。
華為社は1999年末、市場の変化に合わせて顧客の要望に対応できるようサプライチェーン管理を改善するため、IBMとともに統合サプライチェーン・プログラムを開始。同プログラムでは、華為社のサプライチェーン・プロセスを再構築し、新規プロセスをサポートするためにERPとAPSシステムを導入した。
i2 SCMは華為社の統合サプライチェーン・プログラムの中核となるコンポーネントで、既存のERPシステム上に構築し、計画、製造および調達プロセスの合理化を図る。このプロジェクトは、社内プロセスの改善のみならず、顧客と仕入先との関係改善を図るもので、今回導入されたi2モジュールは、i2 Demand Planner(需要予測)、i2 Supply Chain Planner(サプライチェーン・マスター計画)、i2 Factory Planner(工場計画)、i2 Demand Fulfillment(販売枠管理と納期回答)、および i2 Supply Chain Collaboration(サプライチェーン・コラボレーション)。
そして、中国最大のIT製品販売代理店およびシステム・プロバイダーであるディジタル・チャイナ社は、今年の第二四半期に、i2 SCMとi2 SRM(サプライヤ・リレーションシップ・マネジメント)を導入した。このソリューションにより同社は、仕入先、流通センター、在庫、顧客の流通プロセスの同調と管理を行う。
中国全土で3 000を超える顧客に約30 000の複雑なIT製品とサービスを提供するディジタル・チャイナは、販売事業の急速な拡大を図るために、先端の流通管理ソリューションを導入し、拡張する業務を効果的に管理、分析する必要があると認識し、同社はサプライチェーンの可視性を高め、より効率的な供給計画の立案と運送管理を行なう目的で、i2 SCMを導入した。
同社の複雑な流通網を効率的に管理するためのソリューションとして、i2 Demand Planner/Procurement(需要予測)、i2 Supply Chain Planner(サプライチェーン・マスター計画)、および i2 Supply Chain Collaboration(サプライチェーン・コラボレーション)などのモジュールを導入した。
今回のソリューション導入により、ディジタル・チャイナ社は、バリューチェーン・パートナーとの情報伝達をスピーディーかつ正確に行うことで、需要に対する感応度を高め、よりコスト効果の高いサービスを提供できる体制を築く。

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