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オムロン/RFIDシステム用 小型アンテナ、小型タグを新発売

2002年09月12日/未分類

オムロン(株)は、電磁誘導方式のRFIDシステム 形V670シリーズの小型アンテナ2機種と小型タグ2機種を新発売する。
既販売のコントローラ 形V670-CD1Dに接続して使用するもので、形V670シリーズは、12バイトで5ms、128バイトで14msと、ON/OFFセンサに匹敵する時間でデータ処理(読出し/書込み共)が可能な高速交信性能を持つRFIDシステム。
タグ内のメモリには読出し/書込みの寿命回数10億回以上のFeRAM(強誘電体メモリ)を採用し、電池を搭載していないタイプでありながら実際の使用条件ではメモリ寿命を意識する必要がある。
新商品の小型アンテナおよび小型タグは、この高速交信性能と長寿命メモリの特長に加え、省スペース化・優れた耐環境性・狭ピッチ取り付けを実現した。
8×16×厚み3.5㎜という小型かつ薄型のタグは、小型機器などの生産ラインで使用される小型・薄型の搬送パレットに取り付けることが可能。
相互干渉の小さい交信方式の採用により、小型タグを数㎜の間隔に並べても、小型タグや小型アンテナを移動させながらデータ読出し/書込みを行うことが可能。
テフロンケースを使用したアンテナやPPS樹脂を使用したタグは、薬品、オイル、切削油などがかかるような悪環境下でも使用できる。
こうした特長により従来、取付け場所や環境上の諸条件、処理時間の制約から従来のRFIDシステムでは使用が困難であった小型機器の搬送パレットに取り付けて、生産指示による工程の効率化や検査情報の収集による品質管理が可能になる。
例えば、薬品を使用する2次電池の組立てや検査工程にも使用できます。また、チップ部品実装機のパーツフィーダやトレーに取り付けて、実装部品の種類誤りの検知や残数管理を実装機の生産性を落とすことなく実現でき、パーツフィーダの品質履歴管理や実装結果の収集によって実装品質の向上にもつながる。

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