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大林組/Web対応GISを用いた土工事施工管理システム開発

2002年09月19日/未分類

(株)大林組は、Web対応GISを用いて造成やダムなどの土木工事施工を管理するシステムを開発した。各種図面や締固め状態など、施工管理に必要なデータが地図上で確認できるほか、全てのデータは電子化・一元化されるので情報の共有・連携が図れる。
Web対応なので発注者や関連部署、協力会社もリアルタイムな施工状況や施工履歴を確認できるなど、施工管理の高度情報化・効率化を実現する。
土工事の施工管理は、工程管理や品質管理、出来形管理など種々の管理が必要で、近年は、コンピュータの進化とCALS/ECの推進から大部分の電子化が行われているが、データの共有・連携を考慮していないものが多く、必ずしも省力化・合理化にはなっていない状況にある。
今回、開発したWeb対応GISを用いた土工事施工管理システムは、品質管理に必要な各種モニタリングデータや施工図、出来形図などの各種図面、工事の進捗に応じて撮影する工事写真、施工エリア全域の締固め状態や転圧回数、機械位置等の施工状況に関するデータなど、施工管理に必要な種々のデータをデータベースに登録し、それぞれの情報を連携させて地図上に表示することができる。
同システムはWeb対応なので、工事事務所内のみならず、関連部署や発注者との情報共有が図れ、品質管理や出来形管理などの高度情報化・効率化を実現するシステム。
施工図は、現場の施工の進捗状況に伴い、原設計に対し検討を行い、設計変更を行う場合も多いが、変更の都度、図面に検索時のヒントとなる属性を持たせてデータベースに登録することで、図面データを一元管理できる。各種モニタリングデータや出来形図、工事写真等のデータも随時データベースに登録することで、一元管理が可能。
施工状況は、振動ローラーに搭載した加速度センサーとGPSを組み合わせることにより、施工エリア全域の締固め状態や転圧回数等の品質に関するデータをリアルタイムに一元管理できる高精度盛土管理システム「COMPACT」を用いることで、地図上でリアルタイムにモニタリングできる。「COMPACT」の活用により、工法規定と品質規定に基づく高度な施工管理を実現し、品質を客観的に保証することができる。
施工区域の各地点(登録ポイント)におけるそれらのデータは、地図上の各ポイントをクリックするか、登録した属性をキーワードとして検索することで、任意の場所・時間(日付)における情報を、容易にパソコン画面上に表示できる。また、必要な条件を設定すれば、データベース上の各種データが連携し、任意の場所・時間(日付)における断面図や3次元図などを作成・出力することも可能。

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