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森永乳業/市乳・乳酪・冷菓の製品分野ごとの受注システムを統合

2002年09月23日/未分類

日本電気(株)は、森永乳業(株)における全国約4400店の牛乳販売店や冷菓特約店、乳酪卸店、量販店からの1日10万件におよぶ注文受付や在庫引当、出荷指示などの受注業務を一括して行なう「新受注システム」を構築した。
「新受注システム」は、牛乳やヨーグルトなどの「市乳」、チーズやバターなどの「乳酪」、アイスクリームなどの「冷菓」の3つの製品分野ごとに構築され、数地域に分散していた受注システムを、NECのUNIXサーバ「NX7000」およびEMC社のストレージ「Symmetrix」(シンメトリックス)を利用して1システムに統合したも。
複数の製品分野の受注業務を統合的に行なうシステムは乳業業界初。NECのシステムサポートサービス「iBestSolutionsシステムサポートサービス」を活用した運用サポートの実施やサーバのクラスタ化などにより、24時間365日の稼動を可能とする高信頼性・高可用性を実現したオープン・ミッションクリティカルシステム。
「新受注システム」の主な特長
・乳製品の製品別、地域別受注システムを統合化
汎用コンピュータ6台を利用して、市乳・乳酪・冷菓の製品分野ごとに構築され、数地域に分散していた受注システムを刷新し、NECのUNIXサーバ「NX7000シリーズ」およびEMC社のストレージ「Symmetrix」を利用して1システムに統合。これにより受注、在庫引当、出荷指示など1日10万件のデータをひとつのシステムで処理できる。さらに得意先への欠品通知作成および配信機能を追加しており、顧客サービスを向上している。
・システムの高信頼性・高可用性を実現
NECのシステムサポートサービス「iBestSolutionsシステムサポートサービス」を活用したハードウェアおよびOSの常時リモート監視をはじめとする運用サポートを実施。また、受注処理を行なうサーバについて、NECのUNIXサーバ「NX7000」をクラスタ構成で導入。さらに、EMC社のストレージ「Symmetrix」を利用したデータの3重化を行なっている。これらにより、24時間365日の稼動を可能とする高信頼性・高可用性を備えたシステムを実現し、絶えず鮮度の良い製品を求められる乳製品等の迅速で安定的な供給を支える。
森永乳業では、部門間でのさらなる情報共有の促進や情報伝達スピードの向上を図り、タイムリーかつ適切な製造・配送や業務の効率化を実現するため、製造から販売、物流までの一連の情報を統合的に管理するシステムの構築・強化を推進している。
「新受注システム」の構築はこうした取組みの一環であり、森永乳業では「新受注システム」を活用することにより、コンピュータの集中管理にともなう年間5000万円のシステム運用コスト削減、オペレータ要員の削減、受注業務の標準化に伴う作業負荷の軽減、受注情報の入力や照会の時間短縮、夜間処理・バックアップ処理時間の大幅な削減、さらには得意先への欠品通知作成および配信機能によるサービス向上などの効果を見込んでいる。
今後、森永乳業ではインフラの統一と強化、関係会社と連結した管理システムの構築、受注と連動した需給システムの強化などさらなるシステム強化を行なっていく。

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