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日立製作所/車載機器制御分野で最高速の80MHz動作を実現したマイコン開発

2002年09月25日/未分類

(株)日立製作所は、自動車のエンジン制御などのパワートレイン制御やFAなどの産業機器制御等の分野向けに、業界最高速の80MHz動作を実現し、さらに業界最大クラスの1Mバイトの大容量フラッシュメモリを内蔵した32ビットシングルチップRISCマイコン「SH7058F」を製品化し、2002年12月からサンプル出荷を開始する。
新製品は、高性能RISCマイコンであるSuperHTMファミリのCPUコア「SH-2」を搭載し、フラッシュメモリを内蔵したF-ZTATTMマイコン「SH7055F」の後継製品。
0.18μmプロセスを採用して、従来品「SH7055F」に比較して最高動作周波数を80MHzと2倍に高速化したうえ、1サイクルアクセスが可能なフラッシュメモリを内蔵し、容量も1Mバイトと2倍に大容量化している。
これにより、高速な動作と複雑な制御のための大容量プログラムを格納できることで、エンジン制御などの分野において、より精度良く、木目細かな制御を必要とする高性能で高度な制御システムを実現可能。
自動車のエンジン制御などの分野においては、単なる燃料噴射などの制御から、燃費向上のための制御など、その制御内容は年々複雑化しており、近年、環境保全に対応した制御など、制御内容は益々複雑化する傾向にある。
このため、より高速な動作での高度で高精度な制御の実現と制御プログラムの大容量化に対応できることが求められるとともに、制御用プログラムや機器制御データの変更をオンボードで行なってシステムの開発期間短縮を図れるマイコンへの強いニーズがある。
同社は、これまで、エンジン制御などの分野向けに、SuperHファミリの機器制御向けCPUコアである「SH-2」を搭載した、40MHz動作で512Kバイトのフラッシュメモリ内蔵の「SH7055F」を量産しています。そして今回、さらなる高速動作と大容量プログラム対応の市場ニーズに対応するため、業界最高速の80MHz動作を実現し、業界最大クラスの容量である1Mバイトのフラッシュメモリを内蔵した「SH7058F」を製品化した。
製品は、0.18μmのCMOSプロセスを採用し、従来品と同様に「SH-2」CPUコアを搭載している。
応用機器例
自動車の制御機器:エンジン制御、AT制御、サスペンション制御
産業機器:FA、シーケンサ、NC
価 格
1 000個ロット時の価格(1個) 6 000円

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