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森永乳業/神戸に生産・物流拠点稼動

2006年05月26日/物流施設

森永乳業(株)は5月23日、兵庫県神戸市灘区に西日本地区での最新鋭の基幹工場として、「神戸工場」が生産を開始し、物流拠点としての機能も含め本格稼動した。総投資額約170億円。

今後、神戸工場において、製品ラインを順次導入し、同年9月に臨床栄養食品、11月にヨーグルトの生産を予定している。なお、神戸工場の生産開始にともない、グループの宝塚食品(株)は、2006年7月末をもって生産を中止する。

同工場は、西日本地区での基幹工場とするとともに、同地区における重要な物流拠点として位置づけ、物流拠点の機能スタートとともに原材料調達から冷蔵庫業務、得意先配送に至るまでの全フローにおいて、一貫した高効率のシステムを再構築し、西日本地区の物流効率化を進める。

冷蔵庫管理は、デジタルピッキングを採用し、スピーディでかつ製品のトレースが瞬時に把握可能なシステム構築を行った。

施設の概要
工場名:森永乳業株式会社 神戸工場
所在地:〒657-0854 兵庫県神戸市灘区摩耶ふ頭3番 TEL078-805-6690(代)
敷地面積:約100,000m2
延床面積:
製造棟(工場棟、倉庫、事務厚生棟、PR棟)鉄骨造5階建約54,500m2
立体製品冷蔵庫棟(保管パレット数 約3,100パレット)約8,800m2
ユーティリティ棟 鉄骨平屋建約3,100m2

生産設備および生産品目(生産開始時期)
・アセプティックカップ飲料1製品ラインカップ飲料240ml(2006年5月23日)
・臨床栄養食品等2製品ライン(2006年9月初旬生産開始予定)
・ヨーグルト1製品ライン(2006年11月生産開始予定) 

処理能力年間:約82,000kl(4製品ライン稼動時)

特長
・最新鋭の技術、設備を導入して、当社が新ジャンルとして定着させた「カップ飲料」、健康志向の高まりの中、幼児から高齢者まで購買層が一層広がっている「ヨーグルト商品群」、今後ますます社会的ニーズが高まり大市場に発展する「高齢者向け食品」や「臨床栄養食品」など、画期的な高品質な商品群を技術の粋を集めて効率良く生産する。

・主要冷凍設備の冷媒に自然冷媒アンモニアを利用した高効率システムの採用、自然エネルギーの活用など、省資源、省エネルギー、ゼロエミッション、温暖化防止など地球環境に配慮した取り組みを推進。

・将来の事業拡大に備えライン増設スペースを確保。

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