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日本レコードセンター/レコード店向け新POSレジシステム、荷物追跡システム導入

2002年09月25日/未分類

日本ビクター(株)の関連子会社で、オーディオ/ビジュアルソフトの情報・物流会社、日本レコードセンター(株)(以下:NRC)は、レコード販売店向けにSCM対応の新POSレジシステムと、業界初の荷物追跡システムを開発した。
店頭在庫の適正化や販売機会のロスをなくし、ソフト物流における品質・サービスの向上を図るため、販売店およびレコードメーカーに両システムの導入を積極的に働きかけていく。
NRCは、創立25周年の節目にあたり、“新生NRC"の創造を目指して「R(リニューアル)-25」プロジェクトを推進中。すでに、CSセンターの設置、土曜日営業の拡大などを実施してきたが、3年連続前年実績割れという厳しい音楽CD市場において、今回開発のシステムを通じ、販売店およびレコードメーカー、顧客への品質・サービスの向上を図る。
店頭向けPOSレジシステム「NET DE POS」の主な特長
(1)インターネット対応により、販売店/協業メーカー/NRC(物流)が三位一体となることで情報の共有化を実現。店頭販売実績や新譜情報などをリアルタイムに把握でき、市場在庫の適正化=SCM化に役立つ。
(2) 自動発注機能のほか、仕入予算を入力すれば、自店および業界全体の売上推移(サウンドスキャンジャパンのデータを使用)をもとに商品の発注提案も可能。
(3)ポイント管理、領収書発行、時間帯別集計などPOSレジに必要な基本機能はもちろん、売り上げ・仕入れ・返品などの予算管理や顧客データベース・予約情報の管理、オンラインによる曲目検索も可能。
(4)従来のNRC POSレジのデータソフト資産を活用でき、新システムへの移行が容易。
(5)一般のPOSレジシステムの約半額のリース費で導入可能。
(6) OSを従来のDOS/VからWindowsにすることにより、画面の見やすさや操作性を大幅にアップ。
<NRC荷物追跡システム>
(開発の意図)
従来は、NRC倉庫での仕分け作業や、配達ドライバーの納品の確認は目視による伝票確認によって行われていたため、商品の仕分けミスや配達ミスなど人為的ミスがあるとその追跡や再発送に工数がかかるとともに、販売店やメーカーにとっても販売機会のロスにつながってしまうという問題があった。
このような問題を解決し、配送品質・サービスの向上を図るために、従来よりNRC倉庫内作業のシステムを開発してきた(株)富士通システムソリューションズと、荷物追跡システムに実績のある松下通信工業(株)とNRCが共同で、ハンディターミナル端末を利用した荷物追跡システムを開発。
配達状況をリアルタイムに把握できるとともに、販売店からの配送状況の問い合わせに迅速に対応するほか、配達遅れが発生した場合の事前連絡などを行う。
<荷物追跡システムの主な特長>
(1) (株)NTTドコモのパケット通信サービス「DoPa」に接続可能なハンディターミナル端末(PDA)を利用し、物流拠点の仕分け作業者や配達ドライバーが、商品の伝票番号を各工程で入力。入力された出荷状況や配達状況データは、NRCのサーバーへフィードバックされ、商品が今どの工程にあるかをリアルタイムで把握できる。
(2) 情報はインターネットを通じ、NRCのみならず、レコードメーカー各社へ公開。メーカーも販売店への商品が到着したことをリアルタイムで確認できる。
<荷物追跡の流れ>
(1) NRC倉庫から各配送業者への荷渡し時:配送拠点別の荷物の確認。
(2) 各配送拠点のドライバーによる荷物積み込み時:販売店別の荷物の確認。
(3) ドライバーによる販売店への配達完了時:荷物の配達完了報告。
(4)販売店の荷物確認時:荷物の確認と未配送分の割り出し。
■日本レコードセンター(株)の概要
設立:1978年3月21日
本社:神奈川県厚木市長沼字北耕地235-7
資本金:450 0 000円
代表者:小原 準二(代表取締役社長)
協業会社:日本ビクター、ビクターエンタテインメント、テイチク、ユニバーサルミュージック、BMGファンハウス、フォーライフ、日本クラウン、バップ、ジェイディスク、東映ビデオ、松竹、大映、日活、CICビクタービデオ、タイムワーナーエンターテイメントジャパン、バンダイビジュアル、20世紀フォックスホームエンタテインメントジャパン、ヤマハミュージックコミュニケーションズ、ダイキサウンド*(*インディーズレーベル約400社の販売会社)等、約120社
事業内容:オーディオ/ビジュアル(AV)ソフトの物流。インターネット通販物流含む。
レコード、CD、音楽テープ、ビデオカセットテープ、DVDなどAVソフト、及び楽譜出版物等の受注、出荷とデータ管理。
特色
・レコード特約店:約3 500店/ビデオレンタル・セル店:約10 000店/ゲームソフト店:約10 000店、その他の卸店に対し、メーカーの物流を代行。
・年間約20万アイテム/5億枚(本)のソフトを最少1枚でも1両日内に配達する多品種・少量・多頻度の受注配送サービス対応。
・全国に設置した情報ターミナルを駆使した情報収集処理システムと、トータル66 000㎡を超える物流管理スペースを活用する、迅速かつ柔軟な物流対応。

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