イオン／グループのシステム統合にウェブメソッド採用

ウェブメソッド（株）は、イオン（株）が海外拠点を含む全社的統合のために、ウェブメソッド統合プラットフォームを採用したことを発表した。イオンは、イオングループ各社を結ぶビジネスプロセス自動化のために、強力に統合されたITインフラを構築し、そのプラットフォームとしてウェブメソッド統合プラットフォームを使用する。
ウェブメソッド統合プラットフォームを使用して、まず8 000店舗の財務システムを接続。イオングループの142の関連会社間におけるシステムとビジネスプロセスを統合することにより、2003年中にはさらに高いレベルのカスタマーサービスと簡略化されたサプライチェーンによる、グローバルな事業展開を計画することができるようになる。
また、イオンはワールドワイドリテールエクスチェンジ（WWRE）のメンバーであり、WWREのマーケットプレイスにおける広範囲な調達や業務処理においても、ウェブメソッド統合プラットフォームを使用した基礎統合インフラを使用する。
「我々の目標は今後10年間で世界の小売業ランキングのトップ10入りを果たすことです。この目標達成のために、ウェブメソッド社の持つグローバル2000企業における豊富な統合経験を生かし、イオングループ会社の全世界的規模の統合を行います。今回の統合プロジェクトにより、イオングループ会社内でのシステムと、取引先との処理の双方を統合し、お客様へのサービスの向上、サプライチェーンの簡略化そしてより効率的でよりよい店舗の開発を実現します」とイオングループIT本部　本部長の縣　厚伸氏は述べている。