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住友商事、コダック社/有機ELディスプレイ用材料の物流・販売提携

2002年10月26日/未分類

イーストマン・コダック社(以下:コダック社)と住友商事(株)は、日本における有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレイ用材料の物流及び販売について協力することに合意し、総販売代理店契約に調印した。
コダック社は次世代型ディスプレイとして有力視されている有機ELについて多くの要素技術及び特許を保有しており、国内の関係メーカー各社とライセンス契約を締結している。
住友商事は、コダック社有機ELディスプレイ用材料製品の日本における総販売代理店として、コダック社と共同で、コダック社ライセンスを取得済みの関係メーカーを始め有機ELディスプレイに取り組んでいる関係先各位に、よりきめ細かいサービスを提供するとともに、安定的な材料供給を通して市場全体の拡大を目指す。
有機ELディスプレイの研究開発では日本は最も先行している国の一つであり、画像が鮮明、薄型化が可能、反応速度が速い、視野角が広い等の特長から、携帯電話、携帯端末、車載表示機器、テレビなど幅広い用途展開が期待されている。
コダック社は、有機ELディスプレイの可能性を一層高めることを目指して、さらに新しい素材の開発、商品化も計画している。
住友商事はAlq(電子輸送材料)やNPB(ホール輸送材料)等を含む約10種類のコダック社有機ELディスプレイ用材料を取り扱い、常時国内に在庫を持つことで、顧客からの注文に対し、より短納期化を実現する。これらの製品についてはコダック社が品質保証するほか、技術的なサポートも行ない、住友商事と共同で顧客にレベルの高いサービスを提供する。
有機ELディスプレイは自己発光の素子であり、液晶(LCD)のようにバックライトを必要としない。そのため、画像が鮮明、かつ高輝度であるほか、視野角が広く、斜めから見ても鮮明で、スムーズな動画像を再生することが可能。有機ELは従来型のディスプレイに比べ低消費電力で薄型化が図れるため、携帯電話やパソコン、テレビのほか、光学製品や照明など、様々な分野に応用が可能なため2010年には約1兆円、2015年には液晶と並ぶ2~3兆円市場に成長すると予想されている。

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