ヤマト運輸(株)は、クロネコメール便の利便性向上のために、インフラや体制の再構築を含む全面リニューアルを実施する。
同社は、ことし4月に「信書便法」の許可事業者にはならないことを表明し、「その意志は現在も変わっていません」としており、顧客のより一層の利便性向上のために、ネットワークを抜本的に見直し、現在販売しているクロネコメール便の事業を拡大する。
インフラの再構築について
(1) メール便ターミナルの設置
導入済みのメール便自動仕分け機4機の配置替えとともに、新たに6機導入して、全国に10ヵ所のクロネコメール便ターミナルを新設し、同社が取扱うメール便の全量がメール便自動仕分機を通過する体制を整える。このネットワークにより今まで以上にスピーディで正確な仕分けが可能で、周辺設備等を含めて約30億円の投資となる。
メール便ターミナルの設置地区:北海道1.東北1.関東2.北信越1.中部1.関西1.中国1.四国1.九州1(予定)
(2) 配達体制の強化
現在の配達員(クロネコメイト)を増強することで、今まで同様、高い品質で投函サービスを実施。また、クロネコメール便専用の車両を開発・投入する予定。機材等を含め約12億円の投資を予定。
(3) 荷物追跡システムの高度化
今までは、配達完了情報は確認できたが、発送情報や仕分けターミナル通過情報を確認できるシステムを導入する予定。ハードの増設やソフト開発で約28億円の投資。
新クロネコメール便の商品概要
(1) サイズ区分
現行の3つのサイズの300g以下に小さなサイズを新設。A4サイズを折らずに入れられる大きさに設定するため、顧客は印刷物を三つ折りにたたむ必要はなく、そのまま封入して発送できる。また、受取人様も三つ折りを広げる手間がなくなる。
参考)クロネコメール便 現在のサイズと料金表(全国一律)
重量 大きさ 料金
300gまで 縦・横・厚さの3辺計70cm以内/一番長い辺が40cm以内/厚さ2cm以内:160円
600gまで:210円
1kgまで:310円
(2) サービスレベル
現行では出荷した翌々日(一部地域除く)に配達していたクロネコメール便が、翌日配達(一部地域を除く)となり、配達スピードがアップ。
(3) 販売開始:平成15年3月予定
物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信
ヤマト運輸/クロネコメール便リニューアル
2002年11月10日/未分類
未分類に関する最新ニュース
- LNEWS/2010年アクセスランキング (12月29日) 2010年12月29日 未分類
- 東洋ゴム/トラック用タイヤなど7%値上げ (12月13日) 2010年12月13日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/ガソリン混入軽油販売 (12月01日) 2010年12月01日 未分類
- JX日鉱日石エネルギー/11月の軽油卸価格1.2円上げ (11月30日) 2010年11月30日 未分類
- ロジスティクス手帳2011/販売開始、特別価格1800円 (11月25日) 2010年11月25日 未分類
最新ニュース
- スズケン/福岡県に物流センター稼働、設備投資60億円(12月29日)
- LNEWS/2010年アクセスランキング(12月29日)
- 日本貨物航空/韓国公取委の課徴金で、ソウル高等法院に訴状提出(12月29日)
- 花王/中国・安徽省に家庭用製品の生産拠点用地取得(12月29日)
- タケエイ/倉庫を取得(12月29日)
- ドイツポストDHL/カーボン・オフセットの輸送サービスが年間10億件に(12月29日)
- 象印マホービン/国内外の物流システム再構築(12月28日)
- モリト/適正在庫のグローバル化実現へ(12月28日)