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日立製作所、ニチレイ/食品・低温物流関連の情報システムアウトソーシング会社設立

2002年11月07日/未分類

(株)日立製作所と(株)ニチレイは、ニチレイからの情報処理業務のアウトソーシングやソフトウェアの開発・販売を担う新会社「(株)日立フーズ&ロジスティクスシステムズ」を設立するとともに、日立、ニチレイ両グループの企業レベルでの連携をさらに深めることに合意した。
日立製作所は、ITサービス事業強化の一環として、各業界のリーダー企業との提携による戦略的アウトソーシング事業の拡大を図っているなかで、「日立フーズ&ロジスティクスシステムズ」は食品業界ならびに低温物流業界向け情報システム構築・運用サービス事業の戦略会社として位置付けている。
ニチレイが事業を展開する食品・低温物流業界は、世界的規模の厳しい競争の渦中にあり、ITを活用した高度な情報システムが競争力の源泉として不可欠。
しかし、情報システムによって築かれた事業の競争優位性は、技術進歩のスピードによってすぐに陳腐化しかねない一面も持っているため、ニチレイは、グループの情報システム部門が、最先端の情報技術を持つ日立製作所との合弁事業を展開することにより、より高度で専門性を発揮したシステムエンジニアリングサービスやアウトソーシングサービスが提供できるようになると考した。
今回の基本合意で新しくスタートする「日立フーズ&ロジスティクスシステムズ」は、日立製作所51%、ニチレイ49%の出資比率で設立する。
新会社では、ニチレイが培ってきた食品・低温物流関連の情報システムに関する先進的かつ実践的なノウハウや優れた人材、情報処理関連技術を基盤として、日立の食品業界向けシステム部門のさまざまな業種ノウハウ、システム構築力、およびITインフラとの相乗効果により、ニチレイ向けのアウトソーシングを運営するとともに情報処理業務のアウトソーシングサービス、ソフトウェアの開発・販売ならびにコンサルティングなどの情報システム構築・運用サービス事業に取組み、食品・低温物流業界への企業向けソリューション事業を積極的に展開する。
アウトソーシング契約の概要
内容
ニチレイおよびニチレイ関係会社の食品・低温物流関連の情報システム関連業務
(システムの運用および開発業務)を日立製作所にアウトソーシングする。
契約期間:10年間
契約金額:約250億円
サービス開始:平成15年4月1日
新会社概要
会社名:株式会社日立フーズ&ロジスティクスシステムズ
本店所在地:東京都中央区
事業内容:
情報システムに関するコンサルティングおよび設計・導入と運用
情報システムの運用・保守に関するアウトソーシングの受託
情報システムの開発業務の受託
ソフトウェアの制作および販売
コンピュータ機器の販売
資本金:3億円(内訳日立製作所:1億5,300万円ニチレイ:1億4,700万円)
設立時期:平成15年1月
売上計画:初年度(平成15年度) 37億円
代表者:未定(日立製作所から派遣予定)
従業員:63名(内訳日立製作所;4名ニチレイ;59名)

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