シーイーシー、日本ボルチモア／多機能ICカードの統合的なデータ管理分野で業務提携

(株)シーイーシーは、電子認証企業の大手である日本ボルチモアテクノロジーズ(株)と、多機能型ICカードの発行・運用管理分野において業務提携を行う。
ICカードは、建物の入退室管理やPCへのログイン、社内でのキャッシュレス機能など用途が多様化するに伴い、1枚のカードに書き込まれるデータの種類も増大かつ複雑化している。
今回の業務提携は、シーイーシーが持つICカードソリューション製品群である多機能ICカード運用管理システム「Smart-IDiA」と日本ボルチモアの電子証明書発行・管理システム「UniCERT」をシームレスに組み合わせることで、電子政府や企業内のセキュリティ強化で需要拡大が見込まれる電子証明書のデータを含むICカードのデータ管理を一元化するもの。
ICカード発行者は、ICカードに組み込む様々な用途ごとの煩雑なデータ管理の負担から開放され、発行から運用まで、確実に効率よくシステムを運営していくことができる。
シーイーシーは、従来の単機能の用途でしか活用できなかったICカード利用者で、その活用範囲の拡大を望む顧客に対して、電子認証を含む高度なデータ管理が可能な多機能型ICカードの管理ソリューションを提供していく。
日本ボルチモアは、電子証明書の格納媒体としてICカードを使用し、同時に多機能型を求めるお客様へ事業を拡大していく。
両社は、強力なパートナーとして営業、技術で相互協力を図るほか、両社が開催する講演会や展示会などを通じて、市場を喚起する販売促進活動も共同で行う。特に、シーイーシーは、この新サービスの提供に加え、社内に専任の営業部隊および技術部隊を組織し、電子政府、企業、学校を中心に今後3年間で30億円の売上げを見込んでいる。