SAPジャパン(株)は、同社のデータウェアハウス・ソリューションである「SAP BW(SAP ビジネス・インフォメーション・ウェアハウス)」の導入企業数が国内ですでに220社を超え、年末には250社に達する見込みである、と発表した。
SAP BWは情報分析系ツールで、SAP R/3においてリアルタイムに更新される大量なトランザクション・データを瞬時に分析することができる。
SAP BWは、統合型の基幹業務システムであるSAP R/3とのシームレスな連携により、個別業務の分析のみならず、調達や生産、販売、会計などに関わる社内外のさまざまな情報を業務横断的にあらゆる角度から分析し、マネジメントが企業の経営状態をタイムリーに把握、施策や対策を実行できる情報環境を提供する。
SAP BWはまた、SAP CRM(顧客関係管理)やサプライチェーン計画製品であるSAP APOなどSAP製品群のみならず、他社のアプリケーションと連携して利用することも可能。
これにより、従来の「単一企業内の業務効率の追求」から、近年企業が大きな経営課題としている「グループ連結経営」や企業間の業務の効率化を実現することが可能となる。
SAPジャパンは、1999年5月、SAP BWの初めての製品バージョンとなるSAP BW 1.2Bのリリースと同時に、SAP BWに特化した部署である「BW ソリューションセンター」を設立し、以来、導入コンサルテーションやテクノロジー面でのパートナーとの協業を進めている。
2002年6月にはSAP BWの最新バージョン、SAP BW3.0Bを出荷し、同製品の市場をさらに拡大しています。SAP BWの導入企業数は1999年末に30社、2000年末に80社、2001年末には150社と順調に推移し、このほど220社を超え、年末時点の導入企業数は250社となる見込みです。これにより、日本でのSAP製品導入企業1 000社の約25%が、SAP BWを導入することとなる。
・ミノルタ(株)事例
ミノルタでは、2000年よりSAP BW、SAP R/3両方の導入プロジェクトを開始。今では、日本国内のみならず、欧州、米国の3極にまたがる経営、販売、連結、計画情報の分析ツールとしてSAP BWを利用している。その結果、実行業務中心から分析業務中心へとビジネスプロセスの改革を行うことができている。
また、経営層と管理層が同じ情報を共有することにより、指示と報告のプロセスが飛躍的に活性化した。さらに、SAP R/3、SAP BW、SAP APOを相互に連携することにより、製・販の計画サイクルが月次から週次に短縮され、需給のGAP分析や市場動向分析ができるように進めている。
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SAPジャパン/SAP BWの導入企業数220社突破
2002年11月14日/未分類
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