LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

SAPジャパン/エネ消費削減余地特定ソリューションリリース

2010年06月01日/物流施設

SAPジャパンは6月1日、温室効果ガス排出規制を遵守し、エネルギー消費の削減余地を特定するためのソリューション「SAP Environmental Compliance(エスエイピー・エンバイロメンタル・コンプライアンス)」最新版の提供開始した。

SAP Environmental Complianceは、温室効果ガスやVOC(揮発性有機化合物)の排出量やエネルギー消費の現状を製造工程における装置・工程レベルで可視化する。製造現場システムとの連携や製造データをリアルタイムで可視化するSAP Manufacturing Integration and Intelligenceと連携することで、各種生産制御システムからエネルギー消費データを自動的に収集し、エネルギー削減できる余地を特定し、コスト削減を実現する。

同時に、排出関連法規制要件や規制逸脱への対応の文書化、ワークフローによるデータ入力作業のスケジュール化、作業進捗の可視化などにより、グローバル拠点の排出管理プロセスの標準化を支援する。

最新版では、SAP BusinessObjects BIとの連携強化により分析機能やレポーティング機能を拡張した。

具体的には、瞬時に検索・分析が可能なSAP BusinessObjects Explorerとの連携により、エネルギー消費データを生産ライン、装置、製品カテゴリ、製造工程、時間帯などの異なる軸から自由分析を提供することが可能となり、排出の原因となる高エネルギー消費の事象について把握することが可能。

これにより、排出管理担当者がエネルギー消費を抑制し、排出削減するための意思決定を支援する。

動的なダッシュボードでビジュアル化を可能にするSAP BusinessObjects Xcelsiusとの連携により、マネジメント上重要なサマリ情報を高い表現力で可視化することが可能。

これにより、問題箇所の特定を容易にし、迅速な対応を支援する。レポーティング機能強化として、SAP BusinessObjects Crystal Reportsとの連携により、規制等で定められた開示用報告書の作成が容易となり、報告書作成の負荷を軽減し、作業効率の向上を実現する。

 

関連記事

CSRに関する最新ニュース

最新ニュース