SAPジャパンは8月6日、出版業界向けソリューション「エスエイピー・メディア・ローカライゼーション・フォー・ジャパン」を開発、8月初旬から提供を開始すると発表した。
今回のメディア・ローカライゼーションの主な新機能は、①書店と出版取次との販売条件ごとの期間精算機能、直接販売、広告販売などの請求書サンプルを含む請求処理機能を追加②受発注などをオンラインで行う出版VANとの各種データ連携が実行できる各種インターフェース機能を標準化③注文ルートや最終納品先などの優先順位設定、調整ロジックを追加し受注調整が可能④従来の数量管理に加え、印刷などの色や仕様などによる発注管理機能を追加したほか、印刷・製本工程の外部パートナー企業への発注プロセスを拡張⑤出版社が書店などの販売スペースを借り陳列・販売を行う預託品販売に対応し、期間による精算処理機能、精算時の出荷・返品管理、その差数の自動計算機能を追加－－など。
同社によれば、日本独特の流通体系を持つ出版業界に対応したプロセスを網羅しているという。
