ＮＥＣインフロンティア／業務用ＰＤＡ「Ｐｏｃｋｅｔ＠ｉ（ポケットアイ）」発売

ＮＥＣインフロンティア(株)は、無線ＬＡＮやＰＨＳ、レーザースキャナを内蔵し、ＷｉｎｄｏｗｓＣＥ.ＮＥＴを搭載した業務用ＰＤＡ「Ｐｏｃｋｅｔ＠ｉ(ポケットアイ)」を開発、１２月１６日より販売活動を開始する。
業務用途に特化したＰＤＡとして設計・開発したもので、汎用のＰＤＡが持つ機能に加え、無線ＬＡＮやレーザースキャナなど業務用途に適した各種機能を搭載している。
無線ＬＡＮを内蔵しＶｏＩＰによる音声通話が可能な「無線ＬＡＮ・ＶｏＩＰモデル」、ＰＨＳを内蔵し音声通話が可能な「ＰＨＳモデル」、データ通信専用の「無線ＬＡＮモデル」の３モデル。
れまでのシステム提供実績やノウハウを活用し、運輸・流通業向けの在庫管理、発注などのバックヤード業務に対して「Ｐｏｃｋｅｔ＠ｉ」の拡販を推進している。
「無線ＬＡＮ・ＶｏＩＰモデル」と「ＰＨＳモデル」は、データ通信はもちろん、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈワイヤレスヘッドセットを利用した音声通話を可能。
両モデルとも、電源ＯＦＦの場合でも無線ＬＡＮ・ＶｏＩＰ電話の着信時や、ＰＨＳ音声着信時に自動的に電源をＯＮにすることが可能であり、バッテリーの有効活用を実現している。
さらに、「無線ＬＡＮ・ＶｏＩＰモデル」は、データ通信と音声通話を同時に行うことが可能で、当社独自開発のＱｏＳサポート機能により、高音質な通話を実現する。
３モデルは、いずれも小型レーザースキャナを標準搭載しており、商品データや会員証などバーコードによるさまざまなデータ入力が可能なほか、テンキーボードユニットやＩＣカードリーダライタ、サーマルプリンタ等の豊富な周辺機器が利用できる（順次対応予定）。加えて、１.２ｍの高さからの落下にも耐える堅牢性やＪＩＳ防滴Ⅱ型をクリアする防滴性により、屋外や工事現場などの過酷な作業環境下においても使用可能。
近年では、携帯電話が業務ツールとして必要不可欠となっており、業務の現場においては、携帯電話と業務用端末の双方を同時に持ち歩くことが多くなっている。新商品を利用すれば、これらを１台にまとめることができ、利便性やメンテナンス面・コスト面からの業務の効率化を促進することができる。
新商品は今後、当社のＰＯＳ、新「ＴＷＩＮＰＯＳシリーズ」との連携による流通分野向けソリューションや、Ｗｅｂ対応遠隔監視システム「コルソスＣＳＤＸ」との連携によるセキュリティ分野向けソリューション、ＩＰキーテレフォン「Ａｓｐｉｒｅ」との連携等、様々な用途に向けた複合システムソリューションとしても提案していく。
新商品の本体標準価格は１８０ ０００円（ＰＨＳモデル）からで、目標販売台数は年間５０ ０００台。