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安川電機/生産専門会社の設立

2002年11月24日/未分類

(株)安川電機は、中核事業であるモーションコントロール事業部門の生産部門および子会社の生産部門を分社化し、生産を委託することにより、国内での雇用を維持しつつ国際的競争力を高め、生産量の変動にも柔軟に対応できる体制を構築した。
安川電機グループでは、2001年度(平成13年度)は、予想を大幅に超える需要低下により、同社にとって大変厳しい業績となり、戦略の一段の強化、とりわけコスト構造の抜本的改革が必要となっていた。
このため、今年度は、過去最高の原価低減、海外生産の拡大ならびに拠点・機能の集約化および人員の適正化を重点に取り組んでまいり、大幅なコストダウンを実現。
一方で、当社製品は受注生産が大半であり、かつ短納期で対応しているため、従来から国内生産を中心に、顧客満足の向上に努めてきたが、世界の工場としての中国の台頭によるグローバルレベルでのコスト競争という劇的変化に直面している。
しかしながら、社内生産はコストが固定費化する傾向にあり、コストの変動費化も重要な課題となっていた。反面、生産部門の急激な海外シフトは、コスト低減には大きく役立つものの、企業の社会的使命である雇用責任が果たせないという結果になってしまう。
こうした課題に対応するための解決策として、グループ内に生産専門会社4社を設立することにいたしました。新会社は、次の3点を目的に、順次運営を開始する。
(1) 労務費水準を再設定する。
(2) 顧客指定の仕様や短納期のご要請に応えながら、大きな需要変動に 対応出来る生産体制を確立する。固定費を変動費化する。  
(3) 雇用を維持しながら、国内外のEMS(Electronics Manufacturing Services)に打ち勝つための生産性向上を実現する。
これにより、日本の製造業がこれまで経験したことのない厳しい外部環境に対し、高い技術と技能を伝承するとともに、当グループとして国内での効率的な生産を維持する。

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