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フェデラル エクスプレス、ゼネラルモーターズ/日本初、燃料電池自動車向け商用テスト実施で合意

2002年12月18日/未分類

フェデラル エクスプレス(以下:フェデックス)と米ゼネラルモーターズ(以下:GM)は、日本初の燃料電池自動車の商用テスト実施による燃料電池技術推進のための共同プログラムを展開する。
フェデックスは、2003年6月から1年間、GMの水素燃料電池自動車、「HydroGen3(以下:ハイドロジェン・スリー)」を、東京都内において、通常の集配業務車両として使用する。これにより、フェデックスは、事実上GMのハイドロジェン・スリー燃料電池自動車テストプログラムに1年間参加することになる。GMのハイドロジェン・スリーは、日本で初めて、液体水素により公道試走する燃料電池自動車となる。
GMは、フェデックスの集配業務から得られる実証データを収集・分析する。これにより、燃料電池自動車が、より実態に近い走行条件の下で求められる性能要件の把握に努める。GMは、今後得られる分析結果を、「水素・燃料電池実証プロジェクト(ジャパン・ハイドロジェン&フューエルセル・デモンストレーション・プロジェクト、以下JHFC)」においても共有する。
ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック・ジャパン(株) の代表取締役社長、レイモンド G. グリッグは、「燃料電池自動車が、通常のガソリン自動車に比べて、性能面でどの様な類似点、相違点があるかを実証検分するには、日常の使用条件下で実験する以外に方策はない」と語った。
さらに、「当社の燃料電池技術は、実践的な研究開発段階に入っており、ハイドロジェン・スリーの耐久性及び信頼性を推し量るには、フェデックスによる都内での集配業務から得られる大量のデータが極めて有効となる」と説明している。
GM傘下の独オペル「ザフィーラ」をベースにしたハイドロジェン・スリーは、経済産業省主導によるJHFCに公式参加するGM初の燃料電池自動車となる。JHFCは、来年3月に本格稼動予定。
フェデックスは、同時期に照準を合わせ、数ヵ月後から丸の内圏内で、ハイドロジェン・スリーの使用を開始することになる。GMは、フェデックスとの間に交わしたMOU(覚書)にもとづき、ハイドロジェン・スリーのデータを収集・分析するとともに、同期間、ハイドロジェン・スリーの車両周りの技術及びメンテナンスを提供する。

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