三菱倉庫(株)は平成13年10月、六甲アイランドにおいて、従来の規模、機能を拡充した代替施設の建設に着手、平成15年1月から稼動する。
同社は、平成9年の創立110周年記念事業の一環として平成11年に大井埠頭で本格的な高機能冷蔵倉庫(約33 000冷蔵トン)を建設、主に首都圏をカバーする冷凍・冷蔵食品の配送センターとして、高機能の保管・流通加工・配送サービスを提供していた。
新冷蔵倉庫(約30 000冷蔵トン)が完成したことにより、今後は東西2カ所で合計約63 000冷蔵トンに及ぶ規模となる。
新冷蔵倉庫の特色は、コンテナターミナル、フェリーターミナルに至近なうえ、阪神高速道路(湾岸線、神戸線)、名神高速道路等主要新幹線道路へのアクセスも良好な好立地。自動冷蔵倉庫等の物流機器と24時間稼動の物流情報システムを組み合わせ、保管・配送の効率的一元管理 を行い、特にリードタイム短縮を実現している。
さらに、隣接する高機能普通倉庫(自動倉庫併設)での常温・定温保管と合わせ、多種多様な食品保管に対応できる 三温度帯(常温、定温、冷蔵)保管サービスを提供し、HACCPに対応可能な衛生設備を備えたクリーンな保管管理を行っている。
また、冷却水に雨水を利用すると共に、アンモニア冷凍機と外部断熱による躯体蓄熱方式を採用するなど、環境保全に配慮している。
新冷蔵倉庫の概要
施設名称: 六甲冷蔵倉庫
所在地:神戸市東灘区向洋町東4-7
敷地:約13 000㎡、借地
建物構造:鉄筋コンクリート造5階建
延床面積:約24 600㎡
(内訳) 自動冷蔵倉庫 :延床換算面積 約 3 300㎡
冷蔵倉庫:延床面積 約20 400㎡
事務所:同約900㎡
冷蔵能力:約30 000冷蔵トン
F級:約28 900冷蔵トン(内、超低温約300冷蔵トン)
C級:約1 500冷蔵トン
主要設備:入出庫20バース、ドックシェルター16基、エアーシェルター4基、スタッカークレーン5基、
垂直搬送機(1.5トン)4基、超低温庫、解凍庫
工期着工:平成13年10月、稼働:平成15年1月
建設工事費:約31億円
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三菱倉庫/六甲アイランドに自動冷蔵倉庫併設の高機能冷蔵倉庫完成
2002年12月22日/未分類
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