三菱倉庫（株）は、首都圏と関西地区における物流の需要増大に対処するため、206億円で2拠点の物流施設（倉庫用土地建物）を購入する。
首都圏では、内陸部の拠点である埼玉県三郷市に物流用地（約28,000㎡）が造成され新倉庫が建設されることとなり、141億円で購入することとした。平成20年12月に取得し、医薬品、食品などを取扱う予定。
また、関西地区は、大阪／桜島3号配送センターの建設（ことし6月着工。2008年3月竣工予定）と併せて大阪府茨木地区における施設拡充を検討していたところ、同社事業所（茨木配送センター）の近隣の第一三共（株）が所有する物流施設が売却されることとなり、現事業所と一体運営が可能であるため、65億円で購入する。
第一三共では、ことし4月の合併にあわせて、物流拠点の集約・統合を進め、有休施設となっていた旧物流施設を売却するもの。
平成20年4月に取得後、既存倉庫は茨木配送センターで取扱中の医薬品などの補完施設として利用し、空地は数年後に新倉庫を建設し医薬品などを取扱う予定。
首都圏の物流施設の購入概要
所在地：埼玉県三郷市采女新田
土地面積：約28,000㎡（容積率200％）
倉庫構造：柱/鉄骨鉄筋コンクリート造、梁/鉄骨造、5階建。延床面積：約52,100㎡
購入先：新三郷デベロップメント・ワン特定目的会社（大和ハウス工業（株）出資）
購入価額：約141億円
購入時期：平成20年12月（予定）
関西地区の物流施設の購入概要
所在地：大阪府茨木市藤の里2
土地面積：約22,600㎡（容積率200％）
倉庫構造：鉄骨造鋼板葺2階建。延床面積：約8,200㎡
購入先：第一三共（株）
購入価額：約65億円
購入時期：平成20年4月（予定）
