昭和電工／アルミニウム製品の販売代理店２社統合

昭和電工(株)は、西日本地区におけるアルミニウム板および押出品の販売代理店2社（高砂金属(株)、大伸金属(株)）を、2003年5月を目途に統合(合併)し、同地区におけるアルミニウム製品の商社機能を集約することを決定した。
統合する2社は、いずれも西日本地区で有力なアルミニウム材料の代理店であり、長年に亘り昭和電工のアルミニウム板及び押出品の販売をメインに据えた事業活動を展開している。
大阪市阿倍野区、塚口英雄社長)
事業内容： アルミニウム板・押出形材、IT関連材料等の販売
昭和電工は、両社の統合に先立ち、高砂金属の現経営陣等から同社の全株式を取得し、合併新会社を100%子会社とする。
両社が重点ターゲットを置く市場分野は、高砂金属が建材分野、大伸金属がIT関連分野であり、今回の統合により、それぞれが異なる市場分野で培ってきた市場開発力、市場対応型の営業力等を融合し、販売代理店としての機能強化を図り、両社に共通する一般市場向けの再販品の分野においては、合併によるシナジー効果を期待している。
併せて、管理部門の統合や最適物流体制の確立等による合理化効果によって、収益性と経営効率の向上を図る。