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日新/中国の総合物流企業、Sinotrans Limited(中外運)へ出資

2003年02月16日/未分類

(株)日新は2月13日に香港H株市場に上場予定の中国最大の総合物流企業、Sinotrans Limited(中国外運股分公司)へ Strategic Investor (戦略投資家)として出資する。
Strategic Investorとして出資するのは、グローバル・ロジスティクス事業のリーディング・カンパニーであるUPS、DHL、Exelと日新の4社。
Sinotrans Limitedは、中国対外貿易運輸(集団)総公司が、事業再構築の一環として、傘下物流企業の中から優良な企業を選別・統合し、世界的な総合物流会社として100%出資にて2002年11月20日に設立したもので、新会社は、さらなる事業拡大を図る設備投資資金確保のために増資を行うこととし、その新規発行株式を中国・香港H株市場に上場させる準備を進めている。
日新は、Strategic Investorとしてその新株を引き受けることにより、中国国内に300以上の拠点を有する中外運との協力関係を一層強化し、「中国に強い日新」のブランド力を高め、コアビジネスの一つである中国事業の一層の拡大を図る。
日新と中外運の関係は、48年前と大変に古く、1955年、日本ではじめて開催された「中国展覧会」業務を日新が取り扱ったときまで遡る。
70年代には、共同で日中間のコンテナ試験輸送を開始し、その後のコンテナ時代を迎える基礎を作ることとなった。80年代には、香港経由のドア・ツー・ドア・サービスを共同で行い、中国全土に輸送できる体制を構築した。
90年代には、中外運の協力の下、モンゴルルートの開設、92年には、中国連雲港を起点としたユーラシア・ランドブリッジ輸送を始めた。また、中国各地および日本で中外運グループと合弁会社を設立し共同して事業展開をはかるなど、永年にわたる日中間の物流事業の発展に取り組んできたことと親密な協力関係がこのたびのStrategic Investorとしての出資要請の背景となっている。
日新は、ことし1月22日、中国では7番目となる現地法人「広州日新国際物流有限公司」を広東省広州市に設立して華南地区での営業活動を活発化させ、今後は、中国国内に展開する中外運のネットワークと日新の中国国内およびグローバル・ネットワークとの連携強化、中国での航空事業等の事業基盤の強化、ITの分野では、顧客ニーズに応えたシステムの高度化を図るなど、一層の経済発展が期待される中国の物流に積極的に取り組んでいく。

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